2002/02/08 Fri 晴 寒 「蘇生」
事務所のキヤノン製インクジェットプリンタがおかしくなりました。印刷結果が横しま模様になってしまうのでヘッドの目詰まりか何かだと思うのですが、このモデルの交換用ヘッドは市販されていないので、すぐに直すことができません。すぐ使いたいのに困ったなさていったいどうしたもんかと調べたところ、どうやら御徒町のキヤノン販売東京QRセンターに持ち込めば即日修理してくれるようです。A3プリンタなので持ち運ぶのも大変ですが、なんとかして抱えて担いで駅まで持っていきます。電車は混雑していて、大きなプリンタは非常にじゃまなので網棚に乗せますが、吊革に引っかかったりしてそれにも一苦労です。
この寒いのに汗だくになってセンターへ到着。中に入ると銀行のカウンターのような窓口が3つあり、番号札を発行する機械が置かれていました。しかし待っている人は誰もいなかったので待たずにそのまま技術者のいるカウンターへドンとプリンタを置きます。カウンターの真横、技術者と私との両方から見える位置に液晶ディスプレイが設置され、WindowsXPの画面が出ていました。カウンターの上にはパラレルケーブルとUSBケーブルと電源ケーブルがニョロニョロと伸びてきていて、いつでもプリンタ来やがれといったふうです。
技術者の方がプリンタをつないでドライバをインストールすると、画面のプリンタ一覧には無数のキヤノン製プリンタがずらりと並んでいます。すごい、ここではいままでにこれだけのプリンタに対して蘇生手術が試みられたのか。さてテストパターンを印刷してみると、格子状に印刷されるはずのパターンがところどころとぎれています。技術者は裏へ回って交換用のヘッドを取って戻ってきます。で、そのヘッドに交換してみたらきれいに印刷されてめでたしめでたし、ものの数分で解決しました。保証期間中ということで無料だったのがなお良いです。
帰りに山手線に乗り込むと、大きなカバンを抱えたおそらく成田空港帰りのビジネスマンと思われるグループがいて、窓の外を見ながら「おおー、ビルの広告とかがいかにも秋葉原って感じだねー」「そうだな、一度寄ってみたいよなー」と話していました。どうも地方からの方のようでしたが、男というのは誰でも一度はアキバを夢見る生き物なのでしょうか。
Opera日本語版の製品版がついに発売決定。Netscape、IEに続く第3のブラウザなどと呼ばれることもあり、表示の速さには定評があるブラウザで、最初のバージョンが登場した直後に私も少しだけ使っていたことがありました。しかしいつまでたっても日本語版が出ないことに「Operaは日本を相手にする気がないのか」と憤りにも近い思いを抱き、結局最初のとき以来使うことはなかったのです。
しかしパッチ当て等でなく正式な日本語版が登場したと聞いて、さっそく飛びつくようにダウンロードして使ってみます。速い! Backボタンを押したときのように、データ転送がない場合で見ると、そのレンダリングの高速さは明らかです。しかも快適なWeb閲覧のために本当に細かいところまで考えられていて、たとえば「戻る」「進む」がキーボードの「Z」「X」に割り付けられていてスイスイだとか、マウスの右ボタンを押しながら特定の方向へ軽く動かすだけで新しいウインドウを開いたり閉じたり最大最小化したりできるとか。IEやNetscapeのような無料ソフトと違って有償の製品ですが、迷わず即購入です。