2002/02/03 Sun 雨 寒 「ワンフェス」
お笑い同好会制作会議室火元責任者の野口氏が東京へ来られるということで「オタクとしてはワンフェス行っとくべきでしょう」と、ガレージキットの祭典ワンダーフェスティバル2002[冬]へと足を運びます。野口氏とは同じ学校ですが通う地区も学部も異なり、初めて知り合ったのはコミックマーケットの会場という、なんともオタクコミュニティとしては正しい人付き合いです。
事務所の宮氏と新木場で合流して招待券をいただき会場へ。特にガレージキットに興味のない人間にとって2000円という入場料はちょっとした金額に思えますが、ファンにとってはそれだけの価値のあるイベントなのでしょう。私は安く入れるにこしたことはありませんが。「祭典」と言われるだけあってコミケと同じくらい押せや押せやの大混雑かと思っていたのですが、それほどではないですね。出展されているスペース間の通路は確かに大混雑で、すれ違うのも大変なくらいですが、ホールの隅のほうには空いたスペースも多く、息苦しさはありません。
それにしてもそれぞれの出展作品のレベルの高いこと。アマチュアからプロまでが一堂に会する、ということで、そりゃすごい人はすごいだろうけどハリボテレベルの微笑ましいものもあるだろうと予想していたのですが全然そんなのはなく。どれもそれなりの価格で販売するのに相応なものばかりですよ。ネタ的にモナーとか先行者とかけっこう多いのではないかと思っていたのですがとんでもない、ひとつかふたつくらいしかありませんでしたよ。
おかげでイベントを楽しむというよりは美術館を見学しにきたような気分になってしまい、少々気疲れしてしまいました。モチーフは巨乳の裸婦だらけですし。ガレージキットの世界というのは聞いていた以上にストイックな世界ですな。同人活動といっても思いつきの一発ネタで何か作ることしかできない私には到底到達できない境地でしたよ。そりゃそうですよ、あれだけ手の込んだものを作るのですから、ネタの鮮度命というか1日で作れてしまうようなコピー誌とは対極の位置にあるものなのですよ。
同時に開催されていた第6回東京トイフェスティバルに、スタッフの柳瀬氏(株式会社オタキング)の計らいでこちらもゲストパス入場。こういう細かいところでポチポチと金を浮かせてしまうのは果たして自分のためになるのか。さて基本的には玩具のディーラーがレアなものとか古いものとか在庫とかを山積みにして売りまくるというイベントのようですが、ベーゴマ大会とか仮面ライダーアギトに出ている役者のサイン会とかも開催されていて、まったりと殺伐が調和したなかなか感じの良い空間。私は、どーもくん2002年カレンダー(売れ残りで200円)を購入。これでようやく部屋に今年のカレンダーが。