業務日誌

2002/02/14 Thur 晴 寒 「ジャー」

炊飯器で米を炊いたらうまく炊けませんでした。バサバサで芯もしっかり残っていてとても喰えたもんじゃありません。それでも他に食べ物がなかったので、鍋に移してちょっと煮て、吐きそうになりながら食べましたが。何日前だったかに炊いたときも同様の状態になってしまったので、さすがに頭に来てプラスドライバー取り出して炊飯器解体してやりました。

そうしたらチャリーンと音がして中から何か茶色い物体が転がって出てきたのでビックリしてよく見てみると10円玉じゃないですか。感温部の下にはまっていたようです。構造上、何か小さい物を落とすと釜の下へ入り込んでしまう模様。フタ開けっ放しのときに落としたようです。けっこうホコリもたまっていて、これじゃ確かに正しい温度計測ができるはずもなし。[教訓:炊飯器のフタは必ず閉めておこう] まぁ最近のIHジャーだったら底に穴なんて開いていないのでこんなこともないのでしょうが。

でもって、その失敗した米を処理するために杓文字(シャモジってこう書くのか初めて知った)ですくおうとしたら米がバサバサのため杓文字から激しくこぼれて激しく床にばらまいてしまい私は激しく怒りにふるえ炊飯器をけり飛ばそうとしたのですがお米の国の人間が釜に対してそんなバチ当たりなことをできるはずもなく「電子ジャーのジャーって一体なんだよ『ジャー』って!」と叫ぶことくらいしかできませんでした。

ジャーって炊飯器のことかと思ったら、電器メーカーのサイトを見ると「ジャー炊飯器」と書かれていて、それじゃあ「炊飯器炊飯器」となってしまっておかしい。で、"jar" を辞書で調べてみると「壺」あるいは「かめ」のことのようです。ふつうの炊飯器の形を壺とするなら、壺型以外の炊飯器なんて存在するのですか。まぁそりゃともかく、では英語で炊飯器のことは何と言うのか調べたら、"rice cooker" だそうです。

じゃそのライスクッカーも日本のジャー炊飯器と同じような形をしているのかと今度は疑問になり、GEとかフィリップスとかのサイトを見てみましたが、なんと炊飯器自体がない。似たような形の調理器具があったと思ったらフライヤーだったり。いろいろ検索してウォルマートのサイト内でようやく見つけたのですが、結局出てきたのはパナソニック製で、しかもこりゃ日本だったら化石になっているようなある意味貴重なデザインのもの。うーん、マイコンとかIHとかで早炊きコースとか玄米コースとか無洗米コースとか、科学技術の粋を結集して至高の米飯を命懸けで追い求めるような精神を持つのは、世界中でも日本だけなのでしょうか。

一方海外には、サンドイッチメーカーなんていう見たこともない機械がありましたけどね。

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