業務日誌

2002/03/27 Wed やや寒 雨 「新宿で徘徊」

のんきな私にもいよいよ社会人デビューの日が近づいてきたので、靴やカバンを購入したり何かとせわしくなってまいりました。社会人1年生が使うくらいのビジネス装備はふつう就職活動のときにそろえておくものなのかもしれませんが、私はバインダーひとつ持ってウロウロしていただけで、ほとんど手ぶらの活動家だったので。

買い物するにも、持ち前の計画性のなさが作用してしまって1日で終わらず、2日3日と連続で新宿へ来ております。本来の目的と関係ないものに気を取られやすいというか、本来の目的以外のものに目をやっている時間のほうが長いです。そんなこんなでヴァージンメガストア新宿店へ来てみたり。国内インディーズのコーナーに行ったらどっかで見たことあるジャケが目に入ってきたのでよく確かめてみると中学のときの級友ワダさんのバンドでした。しかも本人手書きのPOPまで付いています。「眼鏡をかけたロックンローラー 涙の果てに虹がある」ロックンローラーだったのか。このまま出世して、トップランナーとかとかに出演する感じ悪い大人になってほしいものです。と思ったらトップランナー終了か。

スーツをもう一着購入すべくTHE SUIT COMPANY新宿新都心店へ。昨今のデフレ大ブームの中では28000円のスーツも高級品に見えてきます。去年もここで一着購入したのですが、そのときと同様で店員の対応が非常に気持ちよいです。客の希望はしっかり聞きつつ、私のようにふだん着るもののことなんてなにも考えていないような向きには、見込みのある選択肢を確実に提示する。ジャパニーズ"AKINDO"の基本ではありますが、それがちゃんとできる商店・店員がいかに少ないことか。百貨店などではない低価格店舗となればなおさらです。

歩き回って疲れたので、どこかで座ってなにか飲みたいなと思っていたら、どこからか献血の呼びかけが聞こえてきました。「O型とB型の方、特に足りておりません。年に一度くらいは人の役に立ってみませんか。このビル6F、日本最大の献血ルームまでどうか足をお運びください」日本最大というくだりが琴線に触れ、迷わず中へ。というわけで新宿東口献血ルームでお茶を飲むことにしました。

受付では「成分献血どうですか」といういつもお決まりのお願いをされます。まぁ今日この後に予定があるわけでもないし、たまには成分献血で長時間じっくり楽しむのもいいかと思い、それでお願いします。成分献血とは、いっぺん抜いた血液を遠心分離か何かにかけて、血小板や血漿だけを取り出した後、赤血球をもう一度体内に戻すやつです。そのため献血としての効率はよいのですが時間がかかるという諸刃の剣。

でも私は採血が始まってからすぐに寝てしまったので時間はあまり関係ないです。「日高さーん もうすぐ終わりますからね」と看護婦の方に起こされて、採血装置の液晶画面をのぞき込んでみると、表示されている数字がどんどんカウントダウンされていきます。この数字が、私の体内に返却される血液の残量のようです。毎秒2〜3ccの量で戻ってきていますが、針の刺さっている腕には特に感触はありません。

採血が終了したら、水分補給も兼ねて飲み物をいただきます。さらにここの献血ルームにはミスドのドーナツが置いてあって腹も満たせるという大サービス。待合室の一角では占い師が無料のタロット占いをしているしで、献血客を集めるためにここまでするかという印象です。さすが日本最大は伊達じゃないです。

シェーバーの替刃をヨドバシで購入して、高田馬場へ帰ります。東口→西口→東口→西口と極めて非効率的な巡回ルートでした。

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