(昨日の日誌より)やっぱりノートに入れて肌身離さず持ち歩いていたハードディスクは順調に動いているようでいて実際はかなりいたんでいたようで、音もなく天に召されました。いや、音がしていれば良くて、音がしなくなったのが問題なのです。

やっぱりハードディスクは新品じゃないとダメだな、ということで秋葉原へ。ハードディスクといってもいろいろなメーカーから無数の商品が発売されているので、事前にユーザーの声を念入りに集めて購入の参考にします。私のボロいマザーボードではどうせたいした速度は期待できないので、そのかわり動作音が静かなものを選ぶことにしました。そうすると、どうもSeagateの新製品に良いものがあるようです。ただし、パソコン用というよりは、HDビデオレコーダー等の家電に内蔵するためにリリースされたもののようなので、取り扱っている店舗が少ないようです。

というわけで、まぁなければないで別のにするかと思いながら、いくつかの店に入って相場を調べていきます。すると、T・ZONE. PC DIY SHOPで、他のディスクに混じってさりげなく置かれていましたよ。ST340810ACEという型番なのですが、よく似た型番のST340810Aは別の製品なので注意が必要です(これもかなり静からしいですが)。それにしても店内の混雑が異常なほどで、いったいこりゃどういうことですかと思ったら、本日は開店2周年記念で全品3%引きセールだそうです。それでなくても128Mのメモリ(PC100 CL2)が1150円など魅力的な価格です。これまでこの店はあまり気にしていなかったのですが、要調査店舗に格上げです。

容量40ギガバイツ毎分5400回転のハードディスク、通常価格11280円のところ3%引きの10942円でお買いあげ。チーン。チーンなんて音がするレジ日本中探してもないと思いますが。それはともかくバイクを飛ばして猛スピードで帰宅。どうです、全体が黒いゴムで巻かれていていかにも静かそうです。詳しい紹介はこちらの記事を見ていただくとして、ケーブルをつないで電源オン。ジュイーと一瞬音がしましたが接触不良かディスクは回転していない様子……じゃなくて耳をくっつけて聞いてみると、これちゃんと回ってるのにほとんど音が聞こえないですよ！

さすがに読み書きをするときはカラカラと乾いた音が聞こえますが、それもこれまでと比べると非常に小さくて全く気になりません。ディスプレイから微妙に聞こえてくるジーという音とか、聞こえるか聞こえないかくらいの高音でキーンと鳴いているADSLモデムの音とかのほうが気になるくらいですよ。最近の組立パソコンのトレンドとして「静音化」にこだわる傾向がありますが、これは処理速度のように従来から重視されている性能以上に終わりのない戦いで、CPUファンをヒートシンクに取り替える→今度はハードディスクの音が気になる→静かなディスクに替えたら電源の音が気になるようになった→電源を静かなのに替える→ディスプレイがうるさい→液晶に替える→するとハードディスクの音が気になる→もっと静かなのに替える→電源が(以下ループ)

幸いにして私は拾ってきたケースについてきた電源がかなり静かなもので、しかもCPU は最初からファンレスなので、静音化はハードディスクくらいでやめておこうと思います。ループにはまるのが怖いですからな。