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2001/08/25 Sat 曇 暑 「任天堂スペースワールド2001」


今日は任天堂スペースワールド2001のため幕張メッセへ。やっぱり幕張は遠いな、1時間20分くらいかかるりますよ、と思いましたが、よく考えてみれば混雑時のビッグサイトへ行くときと比べて30分も差はないような。距離は倍以上なのに。今回は当然ニンテンドーゲームキューブのソフトに興味津々なわけですが、まぁ何が何でも意地でも是が非でもどうしてもプレイしないと死にきれん、というソフトばかりというわけではないので、午後からゆっくり出発。東西線から西船橋で乗り換えて2:00前くらいに到着。

去年のパンフはエンターブレイン制作でしたが今年はどうなるんですか、と思いながらパンフを入り口で渡されてすぐ裏表紙を見るとやっぱり替わっていて「制作:双葉社」「企画・編集:レッカ社」となっていました。ミシン目にそって切り取って折り曲げるとゲームキューブの形貯金箱になる厚紙『ニンテンドー ゲームキューブ チョキンバコ』が付録でとじ込まれています。「いまから500円玉をコツコツ貯金しはじめて、ゲームキューブの発売日の9月14日までに、2万5千円以上貯めよう!」なんて素敵なあおり文句つきです……って、毎日500円貯金してもいまからじゃ1万円くらいにしかならないじゃないですか、無茶言わんといてください!

パンフの中を見るとグラフィック的にはなかなか美しいデザインでいいんじゃないですか。文字は読みにくいけどまぁパンフですし。さてさていざ中へ歩を進めますと、いやーさすが新ハードの初お披露目というだけあって、東京ゲームショウのどこかものさびしい雰囲気とは異なり場内は明るく楽しげです。いや、ゲームショウもXboxがあったか。まぁそれはおいといてさっそく展示されているゲームキューブ本体を見てみますと小さい! ドリームキャストを初めてみたときもけっこうコンパクトだと思いましたがそんなの目じゃなくて小さいです。小さいコンピュータが好きな私にはインテリアとしてもピッタリです(シャレになってない)。

そしていくつかのゲーム画面を見てみますが、この小さなマシンのどこからひねり出されるのか、非常にきれいな画面ですね。ドリームキャストやプレイステーション2を見慣れたいまになってガタガタ騒ぐほどのことはありませんが、それでも思っていたよりはずっと現代風のきれいな画面です。NINTENDO64のように「『ゲーム用』のきれい」な画面路線なのかとも思っていましたが、他社のゲーム機と比較して遜色のないものでした。

ソニックと外人

今回会場内で一番衝撃を受けたのは、任天堂という囲いになっているはずのこの建物の中でSEGAというロゴを目にしたときでした。セガが出展していることなんて前々から承知していたのに、いざ実際にスペースワールド内のテレビ画面でSEGAの4文字を目にすると、これまでセガに抱いていたイメージがひっくり返されるようでゾクッとします。いや別に私はセガに特別な思い入れのある人間ではありませんが。会場内にはソニックも登場し、外国のプレスだか開発だかの人が大喜びで一緒に写真を撮っていました。

『ソニックアドベンチャー2』のゲームキューブ版もデモされていましたが、見た限りではドリームキャスト版と全く同じでした。会場ではプレイヤー用のテレビの他にも、ブースの上のほうにパイオニアのプラズマディスプレイがかかっていて、遠くからでも見やすくてナイスです。おっと、コンパイルブースではスタッフTシャツ姿の仁井谷社長が。この会場内ではスタッフは全員任天堂指定と思われる共通デザインのシャツを着るようで、コンパイルらしいピンク色ではなくて残念です。

それにしても、ゲームキューブ用ソフトの試遊はどこもすごい長さの列。ものによっては1時間くらい並ぶ必要があるようです。昨日寝たのも遅くてさすがにそこまで並ぶ気力はなくて、とにかく列が一番短かった『動物番長』をプレイすることに。元々ゲームキューブ用に開発されたわけではないので、他に比べて見劣りはしますが。キャラクターは全部ポリポリで四角くデフォルメされていますが、それでも他の動物を喰いちぎるときには血のようなものが表示されるなど野性的でなかなか過激な内容ですね。さらにゲームを進めていくと入り口がハート型の部屋が出現して、中に入ると「一匹のメスが求愛してきました」と表示され、クネクネとメスが寄ってきます。「コウビしますか? ハイ/イイエ」ハイを選ぶと、プレイヤーキャラとメスはいっしょに画面外へ出ていきます。そして「コドモが生まれた!」……すごい! 任天堂が発売元とは思えない内容です。

ルイージマンションやスマッシュブラザーズはまぁ真剣に見なくても及第点でしょうーと適当に横目であしらいながら、『スターフォックスアドベンチャー』が予想外にすごいクオリティかもしれない、と驚きます。あまり興味なかったので知らなかったのですが、もしやと思ってパンフをよく見たらやっぱりレア制作。さすが。

出口ではなぜかチキンラーメンの試供品がもらえました。日清食品がまたヤキソバンのゲームみたいなプロモーションするのかと思ったら、特にゲームとは関係ないようで、ここでチキンラーメンをくばる意図は見えず。夕方からは近くのワールドビジネスガーデン内にある料理屋で、静岡大学OBの珍珍亭店長氏を囲む「珍珍亭読者の会 in 幕張」。主に首都圏に住むゼミ卒業生の方々も大勢集まって、学校を卒業すると結局みんな東京に出ていってしまうという人材の県外流出現象を再確認。本田宗一郎以前の時代から静岡県が抱える根本的な問題のひとつかもしれませんね。まぁ私は全く困りませんが。


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