Cs2でWindows95じゃ重くて重くて涙がチョチョ切れるくらいかなと思っていましたが、実際使ってみるとそれほどでもなく、まあまあいけますよ、これ。70メガバイトものメモリとグラフィックアクセラレータが多少は効いているのでしょう。また、DOSで使っていたソフトのほとんど全てがWin95のMS-DOSモードで動作しました。もう、以前のDOSはいらないようなので、内容を全部新しいディスクに移して、内蔵のIDEハードディスクは切り離したままにしてしまいます。完全に切ってしまったほうが安定するし。そのうちFreeBSDの98版でも入れて遊ぶことにしましょう。
さて、残った最大の課題は、やはりCPUのパワーアップでしょう。Cs2はマザーボード直付のCPUなので、一般的なODPは全く対応していません。唯一対応していたのがアセットコア社のCPUアクセラレータですが、同社は1999年4月にCPUアクセラレータ事業から撤退していて、製品は店頭在庫のみという状態です。モノを見つけるのは至難の業となっていますが、ぜひ見つけてCPUをパワーアップさせたいところです。 ちなみに、この時点でのHDBENCHの結果です。DDの欄は、あまりに貧弱なせいか、おかしなことになっています。浮動小数点計算が極端に弱いので、CPUのパワーアップだけで総合得点2000は軽く行くと思います。 |
★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★ 使用機種 NEC PC-9821Cs2 Processor i486SX 32.1MHz [GenuineIntel family 4 model 2 step 3] 解像度 1024x768 65536色(16Bit) Display GA-DRVx/98 (Trident) Memory 70,040Kbyte OS Windows 95 4.0 (Build: 950) Date 1999/ 8/16 19:12 SCSI = I-O DATA SC-98V(非PnPモード) HDC = スタンダード IDE ハード ディスク コントローラ AB = SEAGATE ST52160N Rev 0344 C = GENERIC NEC FLOPPY DISK Q = NEC CD-ROM DRIVE:260 Rev 1.04 ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Memory Drive 1240 55 1356 1900 700 994 16 -1073741819 2422 2478 944 A:10MB |
最後に、この計画への投資額です。年度末の予算消化まがいのこんな無駄遣いができたのも、今年のゴールデンウィークをバイトでつぶして11万稼いだおかげなのですが、やはり収支はきっちりしておく必要があります。 |
メモリ | MELCO EMW-64M | 24,900 |
MELCO ESE(増設用サブボード) | 3,580 | |
ハードディスク | Logitec SHD-U2000(中古) | 9,800 |
SCSIインタフェース | I・O DATA SB-98IIIPSB(中古) | 1,980 |
SCSIケーブル | ノーブランド 0.8m | 1,780 |
グラフィックアクセラレータ | I・O DATA GA-DRV4/98(中古) | 15,800 |
LANボード | corega Ether98-T | 6,980 |
LANケーブル | Harmonet 10/100BASE-TX クロスケーブル3m | 560 |
合計 | 65,460 |
うーん、5万くらいには抑えておくつもりだったのですけどねぇ。CPUアクセラレータも購入するとなると、さらに25000円くらいの出費になり、消費税も入れればほとんど10万ですよ。ちなみに、これだけ金をつぎ込むくらいならCPUが350MHzくらいのマシンが余裕で手に入りますな。
しかし、私にはそんな性能は必要ないし、こうして旧機種をパワーアップしたほうがスキルの向上にもずっと役立ちます。また、古いパソコンは、処分するにしても非常に処理しにくいものです。今回はできるだけ中古のパーツを使用することで、まだ使える物たちを有効に活用するように努めました。何でもかんでもどんどん消費すればいいってものじゃないでしょ。使える間は物を大事に使いましょうよ。 まぁ、以上を持ちまして今回のパワーアップ計画を終了するわけですが、最終的な結論と致しましては、「こんなのよりバイクにもっと金かけりゃよかった」というハッピーエンドで膜を、いや幕を下ろさせていただきます。 |