98/12/23 Wed 晴 やや暖 「大掃除」
- 起きるともう昼前であった。最近は午前中は寝ていることが多い。また、どうもその生活習慣を直す気もあまり起こらない。洗剤メーカーの「今年の汚れ今年のうちに」とはなかなか道徳的なキャッチフレーズだと思うが、まさにその通りで、今日は部屋の大掃除をすることにする。
- 私はわりと掃除好きである。いや、掃除自体がそれほど好きなわけではないのだが、神経質な性格のため、一定期間以上部屋がゴチャゴチャしている状態になるとイライラしてくるのである。といってもこれは自分の部屋だけの話で、人の部屋へ遊びに行ったときにそこが片付いていなくても全然平気なのである。
- 片付いてはいるのだがけっこう汚れている台所から片付けることにする(もっとも、この部屋にはドアと居住空間と台所と押入以外には何もないのだが)。特に目に付くのが換気扇である。油でベトベトになっている上にホコリが貼りついて見るも無惨な姿になっている。取り外そうとしたが、ネジがガチガチに固まっていてなかなか取れない。おそらく、この部屋の住民で、わざわざ換気扇を取り外して掃除をするような人はこれまでほとんどいなかったのであろう。それでも何とか外してみると、これまで見えていなかった羽根の裏側は、いっそうひどい状態だった。塩素漂白剤を含ませたぞうきんで必死にこすると、見違えるほどきれいになった。
- 次に、流しの排水口に取りかかる。塩ビでできているのでネズミ色をしているはずなのだが、水アカが全面に付着しているので黄土色に見える。ボロ布で拭き取ると、大量の水アカが層状に取れてくる。ボロ布を何度も洗いながらほとんどの水アカを除去。塩ビ本来のきれいなネズミ色が現れた。ついでに流しのまわりもぞうきんでふく。しかし、クリームクレンザーでもないとなかなかきれいになりそうもない。ほどほどであきらめる。
- 洗濯機にかけておいた洗濯物を干すのを忘れていたので干してから、いつも通りの床掃除である。しかし今日は床に置いてあるものでどけられるものは全てどけてほうきで掃く。いつもは目に見えている部分しか掃いていないのだ。掃き終わって、今度はぞうきんで床全面をふく。会合のときにこぼした菓子のカスなど細かいゴミもできるだけ除去するのである。最後に入口の土間を掃いて終了。
- 話題のスーパーもちづき大谷店で買い物。焼き鳥が10本480円ということで、普段だったらあまり興味を示さないだろうが今日は何となく購入。あと、今年中にあと一回くらいはどうせ会合を開くと予想されるので、安いシャンメリーでも購入しておく。夕飯は親子丼と焼き鳥である。
- 夕飯の片付けが終わった頃に、連れがやってくる。コンピュータの調子がおかしいようである。よく分からんメッセージが出てWindows95がまったく起動しない。CONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATの処理が終わってしばらくしたところで、「.\iosubsys のファイルが壊れているか、メモリが足りません」とかいう意味不明のエラーが出て凍りつく。Safeモードでも全くダメ。システムの上書きインストールも試してみるが、ほとんど改善されない。3時間ほど格闘してみたが、結局解決せず。解決策はただ一つ、必要なデータをフロッピーに全部とっておいて、ディスクをまっさらにした後、再インストールである。
- 私のといい今回の例といい、Windowsはトラブルが起きると再インストールくらいしか本当に解決方法がなくなってしまう。無理矢理設定ファイルを書き換えたとか、勝手にプログラムを別のディレクトリに移動したりとかファイル名を変更したりとか、そういうことでトラブルが起きるのは仕方ないにしても、ほとんど通常に使用しているにもかかわらずこうなってしまうのは何とかならないものか。車でいえば、エンジンを始動するととたんにタイヤがパンクするようなもので、全くの欠陥だと思うのだが。「パソコンなんてそんなものだ」といわれるかもしれないが、少なくともDOS時代はそんなことはなかったはずだ。半ば怒りにも近いものがこみ上げる。
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