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2001/07/06 Fri 曇 酷暑 「画期的」


『知事のセクハラ 私の闘い』を拝読。オイ角川「感動のノンフィクション」はないでしょう。僕は彼女の勇気ある行動に感動しました、とでも感想文を書けば著者がこの手記を出版した目的が達成されるのか、いやそんなはずはないでしょう。それはともかく、権力的なものを持つ人間相手に裁判起こすと一体どういうことになるのかが非常によく分かる画期的な本だな、という印象。ここまで過不足なく分かりやすく書けているということから、何十回何百回に渡る事情聴取の過酷さがよく分かります。調書の作成って事実を確認することだと思っていたのですが、それだけではなくて感情の吐露である部分が非常に大きいのですね。主観を客観として表現するという無理難題をさんざんやってのけてきたのだから、そりゃこの本は分かりやすくて伝わるものも多いものになっていますわ。修飾的表現というものはフィクション文学の中にだけ存在すれば十分。

ビックカメラ有楽町店へ行ってCyrixIIIの700MHzを購入。これでマシン自作計画も一気に完成に近づいてきました。……と思いながらうちへ帰ってきてパッケージを開封してみると中から出てきたのはVIA C3、ええー何でですかー! 工場での入れ間違いとかそういうことあるのでしょうか。性能的にはCyrixIIIよりC3のほうが高いのですが、私のヘボいマザーボードでは動かないので、一体どうしたものか。明日の朝一にもういっぺんお店行きますのでよろしくです。

今日は事務所での勤務時間は短く。本日も築35年の我が家にご訪問客があって、「うわーまだこんなアパート残ってるんだね! いかにも東京一人暮らしって感じでイイ!」という予想通りの反応を頂戴してニヤニヤしている私でありますが、「ケッ、こんなリッチなところに住みやがって、俺んちのほうがすごいぜ」という反応が全くないのも少し不思議かも。食費削るより家賃削る方が簡単だと思いますが。収納狭くてもいいじゃん、ちょっとくらい風通し悪くてもいいじゃん、トイレなんて共同でいいじゃん、寝る場所さえあればどこでも天国よ。しかし「普通ADSL引くよりクーラー付けるほうが先じゃない?」という意見にはここ数日の猛暑で納得せざるを得ません。


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