2000/07/06 Thur 〜 2000/07/07 Fri 「疲れた」
いろいろと疲れたので2日間の要点だけを。6日は浜松商工会議所へ行ってこれの事後処理など。担当者の方が第参葵荘業務日誌のヘビーリーダーということが発覚。昼飯をゴチになりながら、表向きの話をして、表向きでない話もして、渋谷の裏通りの話などもして、なかなか有意義な打ち合わせでした。 7日は金曜日ということでゼミの日です。今日のメディア産業論演習では「倉木麻衣とビーイング」というテーマで彼が発表しました。長戸大幸・織田哲郎なビーイング、私に言わせればゲロクソミュージックジェネレータについてなのですが、ビジネスとしての音楽として捉えた場合には大変優秀な連中なわけです。そんなビーイングの歴史・方法論・将来性をうまいことまとめてあって、今期最優秀プレゼンテーション決定ですな。 つまるところビーイングの方法論とは、徹底したパクリ・パターン化・自ら新しいものは作らない、という点に集約されると言っても過言ではないわけですが、こりゃ私がどうやっても好きになれないのは当然なわけです。長戸大幸と同じく'60年代アメリカンポップスに傾倒していた細野春臣は、徹底してオリジナルな作品・脱パターン化・新しいもの以外は作らない、と対照的であります。まぁ、ここまで完璧に対照的ということは、私にとってのフェイバリットな音楽とヘイトフルな音楽というのは表裏一体の関係ということで、どっちも本質的にはたいして変わらないのではないか、などと思ってみたり。ウソですが。 とにかくYMOは全曲どれをとってもオリジナルな曲で、全部違うという。だから「東風っぽいスタイル」とか「ライディーンっぽいスタイル」というのはあっても、「YMOっぽいスタイル」というのは存在しないのです。っていうか「風をあつめて」からアンビエントミュージックまで、とにかく新しく音楽していないと気がすまない細野春臣がそうしていると思うのですが。(「新しい音楽を作る」ではなくて「新しく音楽する」のほうがしっくりくる。) などと結局いつものようにホソノ崇拝で自分の中では結論づけて終了。 帰ってきて飯喰って寝っ転がってちょっと本を読もうとしたら天井に黒い動くものを発見。先日メガネをこわしてしまい、今は度の弱い古いメガネをかけているので、近くでないとそれが何だか分かりません。せいぜいガとかゴキブリとかそんなもんだろうと思ったら、ウヘー、よく見てみたらクモですよ。ビクッとします。いくら私でも普通クモの1匹や2匹じゃ驚きませんが、今日のは格別にデカイ。直径8cm以上ありますよ。天然モノでこんなデカイのを見るのは初めてです。どこから入って来たんですかー。 8本足の大きな虫が天井を高速移動していくのは不気味です。そんな状況の中、窓を開けてホウキを手にしてあっち行けをしながらも、もう片方の手ではディジタルカメラを持って日誌のネタにしようとしている自分に悲しくなります。うまく写真は撮れませんでした。ホウキの先で誘導して何とか外へ出ていったようですが、これだけ足が長いと非常に動きが素早く、本当に出ていったのかその瞬間は確認できませんでした。寝ている間にあんなのが顔の上をにじっていったらイヤだなぁと思って窓の外を見回しますが、大クモの姿は確認できずビクビクしながら就寝。山の中ならともかく、市街地にあんなのが出るなんて浜松は一体どういう街ですかまったく。 |