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2001/06/27 Tue 晴 酷暑 「ファイナルアンサー」


とか乳児じゃないのですから覚えたての言葉を使いたがるのはやめましょうよ。昼から茅場町の証券広報センター証券情報室へ行って、いろいろと軽く調査。仕事なのか20円(著作権料inclusive)コピー機に張り付いて有価証券報告書の複写に必死になっているおっさんあり、投資信託に人生かけてるのかすごい形相で目論見書を見つめるおばちゃんあり。思ったより狭いところでしたが、事業報告書のファイルを見ているだけでも全く飽きず、なかなか楽しいスポットですな。

そのまま九段下へ向かって、ななな何と毎日コミュニケーションズ最終面接です。近くのカフェドクリエ(名古屋にもたくさんあるのでスタバよりなじみ深い)でアイスコーヒーを飲用しながら一人ブリーフィング、と思いましたが今さら何か準備するということもなく店員観察などをしていたら時間になってしまいました。さぁどんな圧迫でもクールに対応してみせるぜと鼻息荒くいつもの会場へ。交通費夏目1枚ゴッツァンです。

もう残っている活動家は10名前後の模様。さあ最後の激戦をくぐり抜けるのは誰だ! っていうか前の人がさっきとなりの部屋に入っていったばかりなのにもう帰ってきましたよ。ひょっとして出ていけとか言われたのですかコワー、と思いながらも表情を見ると悲嘆に暮れているようでもなく。しばらくして私も呼ばれてそそくさととなりへ。5対1でも6対1でも受けて立ちますと思っていたのですが意外にも面接官はお二人だけ。

「失礼します」と部屋に入って、気合い入れて名前を絶叫しようかと思ったら、私がイスの横まで歩いている間に先方から「日高さんですね、荷物はそちらに置いてどうぞおかけ下さい」と声をかけられ拍子抜けです。「就職活動の進み具合はどうですか」「そもそも当社を志望しようと思ったきっかけは」「当社の出版物で読まれるのは」「静岡大学ということですが、高田馬場に住んでいるのですか」などこれまで聞かれたことと基本的には同じ。

「あなたくらいの人だと、うちの雑誌じゃ物足りないんじゃない?」「えーと、5年ほど前だったか御社から出ていた『DIGITAL BOY』という雑誌をよく購読しておりまして、ああいうのは面白いなと」「ハハハ、高校生のころかな」「そうですね、中学から高校くらいで……それと、PC WEBを見ていて感じたのが、情報が最新のものなのはもちろんなんですけど、他のPC情報サイトに比べてすごくコラムが充実していて、読み物としてちゃんと読めるテキストを非常に大切にされているなと、とても興味深くて」

「フットワーク軽く行動することを心がけておられるようですが、今一番興味があって実際に見てみたいものは?」「本当に行けるかは分かりませんが、ずっと問題になっているアメリカ西海岸の電力不足が、電力不足って実際にどんな状況なのかと思っていまして、向こうに住んでいる日本人が書いているWebを見てみると、夜は電気がつかなくてトイレに行くのも大変だとかあって、実際にそういう状況を体験してみたいなと」「おおー」「本当はこの夏休みくらいに行けると良かったんですけど夏は航空料金が一番高くてちょっと無理で……本当は一番安い6月に時間があれば行きたかったんですけど」「ハハハ、それじゃ早く就職決めなきゃいけないねぇ」「はあ」

一次のときとは対照的に前回の二次のときは話しやすい雰囲気だったのですが、特に今日の面接官の方はお二人とも気さくで穏和な方でした。「じゃあ今日はこれでいいです。お疲れ様でした」「ありがとうございました」「じゃあまたご連絡させていただきますから」「え」今日はわずか10分足らずでした。

暑い暑い昨日に引き続いて暑すぎる。夕方出勤したらまずシャワー浴びて皮膚表面のスウェットコーティングをはがさないと気持ち悪くてかないません。今日はなぜか私が給食係でカレーを作ります。これから。


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