Home

2001/06/28 Thur 曇 酷暑 「決まりました」


昨夜事務所からの帰り、バイクで青梅街道を帰ってくるときに後ろから救急車が走ってきたのですが、救急車って意外に遅いものですね。赤信号は通過するものの、制限速度は律儀に守って50km/hで走っています。深夜でしたので、周りの車は普通に60〜70km/hで飛ばしていきます。しばらく併走していましたが、結局我々普通車群のほうが早くてどんどん差が開いていきました。スピードより赤信号通過のほうが危ないと思うのですが。

それにしても、傍若無人な運転をする人たちはよく見かけますが(自分もか)、緊急自動車の前に割り込んだり道を譲らなかったりするような人はさすがにいませんね。緊急自動車が近づいたら道を空けるという行為は、もちろん道交法その他で定められているわけですが、法律で決まっているからとか権力側の車だからとかの理由でみんなおとなしく従っているのではないような気がしますね。直感的に「さすがにこれは妨害できんだろ」「ああ通してあげないと」と判断して動いているのではないでしょうか。いくら「個の時代」とか言われても、やはり社会の一部としてでしか存在し得ない我々ですので、社会的に緊急性が明白なことがらについては理解以前の合意があるのか。

っていうかパトカーとか消防車とか救急車というシステムが成立すること自体、よく考えてみればこりゃすごいことだなと思いますよ。しかも、個別のサービスについてはお金を取らないという。税金を払うことと、無条件に協力する(道を空けるとか)ことによって、ピンチになったら現れる正義の味方を我々は自らの手で作り出しているということなのですね。社会というのはけっこうすごい。

ちなみに、消防署が救急業務を始めたのは1934年と意外に新しい。しかも最初は東京でなく横浜と名古屋から始まったそうです(東京消防庁のサイトより)。今度四谷の消防博物館行って詳しく調べてみましょう。

出勤して、昼過ぎにMYCOMから電話がかかってきて「ぜひ当社に来ていただきたいと思いまして、ご連絡差し上げました」「当初から御社でお仕事をしていきたいと考えておりましたので、入社させていただくという方向でお話を進めていただければ幸いです」「ありがとうございます」ちゃんと先方からもお礼を言っていただける、つまり就職活動・採用活動って、労働力の売り手と買い手というビジネスの関係でしかないわけで、どちらが偉いとかそういう問題ではないのですよ。いや、不景気になって、どこか勘違いしている求職者や求人者がいるような気がしてならなかったもので。「就職氷河期で買い手市場」なんていっても、市場に過ぎないことにはかわらないのでしょうという。

まーしかし他の企業からは何のご縁もなく淡々と進行してきた就職活動でしたが、縁のあるところとはあっさりうまくいくというか、やはり相性の問題なのでしょうね(一次面接は確率5割って感じでしたが)。最初に会社説明会に参加したときの「会社の空気からただよってくるものが、どこがどうということもないのですが、割と自分的な電波に近いかなという印象」で全て片は付いていたのかもしれません。やはり受験勉強ではなくて見合いなのですな。

大学生のWebサイトには就職活動記録を載せるものと相場は決まっているようなので私もそうしてみました


前日へ 翌日へ 今月の目次へ 2000年の同日へ

Home