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2001/01/25 Thur 雨 やや寒 「いやー血が騒ぐ」


朝目覚めてメールチェック等。昨夜酩酊していてもちゃんと日誌記述と更新がまぁできているのを見てなかなか満足。あらら、机の上には空になったウヰスキーのビンが。ちょろっとこぼしたみたいですね、机の上が少し酒臭い。なくなったものは仕方ないので、酒買ってこないとねぇ。

今日は久々にバイトのない木曜日です。というわけで80km離れた静岡のサークルの会合へ遊びに行こうと思っていたのですが、朝からしっかり雨降っていて意気消沈であります。長距離移動が続く最近では80kmなんて隣町と同じようなものですが、さすがに真冬に雨の中喜んでバイクを走らせる人間はいないわけで(たまにいますが)、雨天中止ということで。いま履いているタイヤはもうそんなにグリップよくないしね。

昨日寝たのが遅かったのと、酒がわずかに残っているのとで、まだかなり眠気が残っていて、しかも意気消沈してしまったので再びふとんの中へ。起きて物書きしたり寝て休憩したり起きて物書きしたり寝て休憩したりを繰り返すうちに夕方になり、ヤマハライフサービス本社店で半額になった惣菜や弁当を明日の分まで買い込み。

食して、また読んだり書いたり。最近連れがクルマを購入したのですが、それをまだ見ていなかったので、夜10:00ごろに連絡をとってそれから試乗会。クルマはホンダの誇る名車CR-Xですよ。「おっ、バラードスポーツかい!」なんて反応を示したあなたはきっと30歳以上ですね。いやそんな読者いないか。さてさてそのクルマは何と既に150000kmを走っているらしく、まともに走るのかどうか非常に不安。1万5000kmじゃないですよ、15万kmですよ。

で、やってきたクルマを見ると、意外とキレイじゃないですか。夜だから細部までは分かりませんでしたが、5万kmでももっと汚いクルマありますよ。CR-Xって私が小さい頃からあこがれていたクルマのひとつでして(理由: 車名がアルファベット)、キュッと締まった尻が大好きだったのですが、乗ってみるとこのクルマ、内装もとてもカッコイイですね。あと、CR-Xの後部座席は「リアシート」ではなくあえて「エマージェンシーシート」という名称が冠されています。で、非常用というくらいだから狭いのだろうなと思っていましたが、前後の余裕は意外と広くて、足のやり場に困ることはありませんでした。むしろ天井が低くて頭に当たることのほうが気になりますが、十分乗車に耐えますよ。そんなにエマージェンシーじゃなかったという。

カーステがないという不便さはありますが、坂はグイグイ上れてパワー面は十分、全く15万kmの貫禄を感じさせません。ちょっとお出かけしようというわけで、カレーハウスCoCo壱番屋浜松西インター店へ行って夜食を食したり。その後「走ってみる?」と言われ、ハイもちろん運転してやりますと言いながら、マニュアル車を動かすのはこの日以来、そもそも四輪車の運転をするのがこの日以来という、2年越しの四輪ペーパードライバーなので不安は隠せず。

バイクはヘッドライトが常時点灯なので普段ほとんど意識することがなく、ヘッドライトを点けずに発進しようとするご愛敬はありましたが、意外と身体は覚えているもので、クラッチペダルの操作にもそれほど苦労することなくエンスト知らずでスイスイ。まぁ毎日バイクに乗っていますから、オートマしか乗らない人が急にマニュアルに乗るよりは抵抗がないのかもしれません。普段バイクだったら法定速度当社比1.5倍増量特別キャンペーンで走るような道も慎重に等倍で走行。雨の夜ですしね。

浜松環状線を南西に走り、24時間ゲーセンのCARROTに到着。なかなか置いてあるゲームには面白いものがありますね。「タイピング・オブ・ザ・デッド」のアーケード版を初めてプレイしてみたり。2人同時プレイで、ワンコインではステージ3のボスまで。もうワンコイン投入して、ステージ5の途中まで。画面が近すぎて見にくいという部分もありますな。「リッジレーサーV」はこれまでとはかなり違う感覚のゲームで、まともに遊ぶにはもう2〜3コイン必要のようです。1位になると次のレースへクレジットなしで進めるというのはいいですね。その後「レイブレーサー」をプレイしてみて、あまりに曲がるのとドリフトするのに大笑い。単純に快感を得るにはやはりこれが手っ取り早いですね。置いてある中で一番感心したのはコナミの「ザ・警察官」でしたっけ、実際に身体を動かして弾を避けるガンシューティング。シューティング自体のデキもさるながら、歌舞伎町の街並みが分かるように再現されていることと、テレビ朝日の「警察24時」と同じナレーターが声を当てていて、まんま警察ドキュメンタリー番組風にゲーム全体を作り上げている点が私のツボを押さえすぎ。街並みの看板の部分にモザイクが入るところなど、素直に腹を抱えて大笑いしてしまいますよ。

ゲームを終えて、再びリアルの運転席に座って国道1号を東へ。ちょっと追い越しかけてみるかと思って右車線に出てアクセル踏んだらミッションは4速のままでもあっという間に90km/h。ぐへぇ怖い怖い。250ccという非力なバイクに乗り慣れていると、念のためひとつシフトダウンしてから追い越しをかけたりしたくなるものですが、こんな小さな車体に1500ccのエンジン積んでいるとさすが加速が違いますね。CR-X、ゼロヨンのベースマシンとして以前はよく使われたとか使われていないとか(未確認)で、加速も抜群ですな。ホンダらしいキビキビしたノンターボエンジン。

かなり走り込んであるせいかセカンドが入りにくく、また慣れない四輪車の運転なのですっかり肩が疲れてしまいましたが、いやいやとても楽しかったですよ。先日書店でバイク雑誌を読んでいたら「二輪vs四輪」なんていう誰が見てもスーパー不毛な企画があって、快適性とかそういう項目は全く考慮されずに「バイク圧勝!」と結論づけていて、ガキのケンカ以下のレベルだなと思いましたが、今日2年ぶりに四輪車に乗ってみて、やはり全く別物の楽しさがあるのだと思いましたよ。同様に、マニュアルかそれともオートマのシーケンシャルシフトのどちらが有利かという議論も無意味で、それぞれに別の楽しさと得手不得手があるのですね。あえて普通のオートマは議論の対象から外してしまうところが、私も原理主義者であるという証拠ですけどね。


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