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2001/01/13 Sat 曇 寒 「過積載」


今日も先日と同様に浜松6:55-東京11:11。あわてて出かけてきたらどこかで手袋片方落としたみたいです。5000円以上したのに。まぁバイクに乗るときをメインに2年以上使ってきて、指先に穴も開いたのでそろそろ替えるかなとは思っていたのですが、急になくなるとショック。

そんなわけで意気消沈しながら中央線に乗り換えて久々に中野へ。中野ブロードウェイは土曜の割には空いている感じでした。サブカルチャー専門古書店「TRIO」で別冊宝島を購入してみたり、まんだらけDEEP館「カスミ伝(全)」を購入してみたり。

カスミ伝って、昔々その昔偶然見た月刊少年キャプテン(たぶん)で読んで、今でいうところの「萌エ萌ェー」な印象を抱きつつ、かつ、こういうアイデア勝負ってのはやるほうは大変だけど読む方はこんなに面白いものはないなーと、いやそこまで細かい考察をしたわけではないですが、まぁそんな印象を持ったマンガなのですよ10年以上前に。え! 何だか知りませんが月刊コミックビーム「カスミ伝S」なんて続編も出ていたのですか。それももうとっくに終わっているようで、知らんかったです。てなわけで中身を確認。うわっやっぱ萌エ萌エっすよこれ。いやしかしまぁキャラ萌えだけでは読めない作品ですな。また今度続編も購入しよう。

「TACO che」へ行ってミニコミ誌を漁るも、面白い新刊はなくて残念。フジヤエービックCD SHOPで、昨年春に出たYMOのライブベスト盤「ONE MORE YMO」が1300円だったので「うわ、安すっ」と思い購入。高橋幸宏のライナーノーツが痛い痛い。それにしても、全17曲中でその内未発表テイクが6曲という超豪華な構成。未発表テイクが1曲でも入っていれば秒速ダッシュで購入してしまうのがYMOファンの悪いクセでありまして、そのせいで2枚組全28曲中未発表テイクがたった2曲だけで3500円とかいうアコギな商品も平気で出てしまうのですが、これは良心的ですな。いや、このアルバムにしたって、逆に言えば17曲中12曲はもう聴いたことがあるということなのですけどね。よいのです。よいのです。

それ以外にはめぼしいものもなく、たまには街歩きするかと思い、北側の出口から出て歩く歩く。いつも思うことですが、八百屋さんとか魚屋さんとか肉屋さんとかそういう情緒あふれる専門店ってもう地方にはほとんどなくて都市部にしか残っていないんですよってそういうことは前回高円寺のところで書いたからやめます。でも、もうちょっと言うと、地方でそういう専門店が残っている場合は本当に昔の古いままなのですが、都市部だときれいに改装されていて、全然古さを感じさせないのですね。都心は大型店が進出するような余地がないからこのようにしっかり生き残っているのでしょう。それだけに、工場をつぶした跡地なんかにスーパーができるとなると、地方以上に商店街をあげての猛反発になるわけで。

そんなこんなでそんなことを感じながら歩く、歩く、歩く。歩く、歩く、歩く。そのうち線路が見えてきました。西武新宿線でした。まっすぐ東へ歩いてきたつもりだったのに、実は道がゆっくりカーブしていて北東方向へ歩いていたようです。曇っていて太陽が全く見えないので分かりませんでした。線路のすぐそこに新井薬師前という駅がありました。

荷物が重くて、また中央線まで歩いて戻るのはおっくうなのでそのまま電車に乗ることにします。一番安い130円区間で東へ行くと、中井、下落合、高田馬場の3つのどれかの駅で降りることになります。降りたいと思った駅で降りることにしようと思いました。ふたつめの下落合駅で降りました。クソしようと思ってトイレに入ったら紙がありませんでした。ロール紙を使い切っていたのではなくて、ロール紙をとりつけるところ自体がなかったというなんともトホホな便所であります。まぁチリ紙などここへ来るまでに路上でいくつももらっているので困らないのですが。

駅を出てまた歩き始めます。小ぎれいな下水処理場がありました。その横を歩く、歩く、歩く。東へ向かってどんどん歩いていくと、そのうち高田馬場駅に到着しました。山手線に乗って新宿へ。ビックカメラ新宿東口店でスマートメディア用PCカードアダプタを3780円デビットカード払いで購入。通常10%のところ、今日は3%多い13%をポイント還元しますということなので会員カードを作らされました。3780円の商品を購入しただけで、早くも次回以降の買い物で491円値引きできるそうです。ちょっとは見習いなさい、1%しか還元されないコンプマートくん。

先ほど中野で面白いミニコミが見つからなかったので模索舎行くかとも思ったのですが、カバンが重すぎてもう肩から首が痛くて痛くて仕方なく、首が回らない(←誤用)状態になってしまったので、さすがにギブアップして帰ることに。浜松への終電まではまだ1時間半ほどありますがね。何でこんなに重いのかと中を見てみると、ノート(本体だけなら840gなのに)及びその周辺機器一式、英和和英辞典、関数電卓、カメラ、ラジオテープレコーダー、低周波治療器、飴、歯ブラシ、耳栓、目薬、印鑑、その他小物がいろいろという具合で、これらを私は常に持ち歩いているのですが、じゃあこの中で今日何を使ったかというと、実は何も使っていないという。何といっても目方があるのは、いくら世界最軽量とはいえノートです。いや、携帯電話で常に誰かとつながっていたいなんて気持ちは全くないくせに、常に自分とNetを切り離したくないという欲求が強くて仕方なくて。

さらにそれに出先で購入したものや、行き帰りの暇つぶし用の本や雑誌等を含めると非常に重くなってしまうのですが、やはり最低限これだけ物を持ち歩かないと気が済まないというところは大きいですね。逆に言えば、これだけあればどこ行ったって大丈夫ということでもあるのです。と意地を張りつつもやはり首と肩の痛さには耐えかねて東海道線に飛び乗って西へ帰還。途中静岡で15分ほど待ち時間があったので、ホームの立ち食いソバでも食すかと思ったら、夜9:00にはもう閉店しているというヘボヘボ具合で泣けてきます。浜松到着は10:44。


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