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2000/12/05 Tue 快晴 やや寒 「大冒険」


で、結局昨夜の夕食はどうしたかというとですね、まず帰ってきて冷蔵庫を開けると予想通りほとんど何も入っていないのですが、奥のほうに何やらビニール袋が存在するので引っぱってみます。すると、中から出てきたのは賞味期限が2ヶ月過ぎてファットブルームが浮き出まくって真っ白になったチョコレートでした。食してみると何ら問題はありませんでした。しかしチョコレートのかけらなど食しても腹はふくれないので、今度は冷凍庫をオープン。すると、冷凍食品のポテトフライがわずかに出てきました。包装のビニール袋のにおいが染みついていてケミカルな感じですが、がまんして電子レンジで解凍、塩を振って食します。まずさ爆発ですが元はジャガイモなので多少はデンプンが腹にたまります。しかしまだ物足りないので、仕方なく納豆を単体で食すことに。今から米を炊くような余裕はありませんので。この納豆もいささか古く、開けたとたんに地下鉄丸の内線霞ヶ関駅の異臭騒ぎさながらですがツベコベ言わず食します。だいぶ腹の虫も収まってきましたが、流しの下の物入れを漁ってみたら粉末のワカメスープが出てきたのでこれも湯を注いで飲用。ついでに、マグロの油漬けっていうかシーチキンのカンヅメも発掘されたので食します。よく考えてみれば、このカンヅメは私が独り暮らしを始めるときに実家から持ってきたもやつではありませんか。製造から最低でも3年は経過していると見られ、魚肉へのサラダ油の染み込み具合もかなり熟成されています。それにしても、シーチキンははごろもフーズの登録商標みたいですが、「ツナ」っていうのは何なのでしょうね。「マグロの油漬け」のどこから「ツナ」の2文字が現れるのか。これがマグロではなくてタイだったら、「鯛」と「綱」の字が似てるから「ツナ」とかいう理由で納得もできるのですが。いや、納得できんよ。これだけ一段落で長いこと引っ張ってきたのに、オチはつまらないですね。誠に申し訳ございません(平謝)。

今日は起きたら快晴でした。早速単なる思いつきで、今日は授業を休むことに決定しました。ってゆーかー、晴れた日は学校を休んでー、みたいなー、って感じ? 西原理恵子大先生もいいこと言うものです。私は西原作品で最初に触れたのが「晴れた日は〜」だったので、ああいう痛いマンガばっかり描く人かと思っていましたよ、なんて書いているといつの間にか講義に出ないという怠惰が忘れ去られてしまっていい具合ですね。

だってこんなに天気が良かったらバイクにでも乗って走りに出かけたくなるのは人間として当然の欲求ではありませんか。生きている証拠ですよ。手のひらを太陽にスカしてみれば真っ赤に流れるマイブラッドィエーィエーィエーっていう歌詞と同じですよ。その割には「いやーいい天気だ」などと感嘆しながらふとんにくるまり昼まで寝ていたのですが。昼を過ぎると腹が減ったので仕方なくバイクに乗って走りに出かけます。

主に深夜のたまり場としてしか利用していなかったすき屋へ久々に行ってみると、何だかメニューが増えている気がしました。レタス牛丼セット(500円 tax include)を注文したら26秒で出てきました。これ、普通の牛丼セットと違ってサラダと卵がないのか。牛丼本体にレタスが乗っているのでサラダの代役は果たしているかもしれませんが、同じ値段で卵が付いてこないというのは痛い。もう二度と注文することはないでしょう。やはり単品ならキムチ牛丼、セットなら普通のセットがベストバイか。

国道257号バイパスを北へぶっ飛ばして、浜松市最北部の都田・滝沢地区へ。走りに来るのは実に9月20日以来です。それにしても、滝沢地区は第二東名の工事が進められているので、来るたびに道が変わっていたり全く違う風景が見られたり。うっそうと茂る林だったところが今日来てみたら谷になっていたりして驚きます。工事車両が多く通るために路面には砂ぼこりが目立ち、怖くてあんまりしっかり走れませんでした。

80kmほどのコースを経て帰ってきます。久々に「走る」という意気込みで走ったのでまぁ満足。夕方からはバイトです。おとといまでの100円セールでレンタルされた商品がバンバン返ってきて疲れました。疲れた割には売り上げはふるわず。閉店後にJitterin' Jinnの新しいアルバムを聴いてみましたが、あまり「来る」ものはなく。先祖帰りというか、初期の作品に近いものと言えるかも。それにしても相変わらずのスタイルで、ここまで代わり映えしないというのは犯罪的でありまた賞賛に値します。でも、代わり映えしないから、けっこう好きなのにも関わらず購入する気にはならないのでありますよ。あと、収録時間は30分以下なのに2500円というのも犯罪的か。私は、去年のアルバム「TENTASTIC!」のほうが好みではありますな。

YMOのベストの中では一番新しい「YMO GO HOME!」(1999年発売)を借りて、帰り道にローソン中沢町店でサッポロブロイを購入して帰宅。一気に飲用して、細野春臣自信による全曲解説を読みながらYMOを鑑賞。ここまで細野が当時の神経症状態を素直にカッコつけず告白しながら曲を解説したのは初めてかも。とても面白い。このライナーだけでも非常に貴重な資料です。

テクノをせずにフォークを演奏して大ブーイングとなった、今となっては伝説的なライブがあったのですが(1980年4月のいわゆる「写楽コンサート」)、このアルバムにはそのときの音源が1曲入っています。そのとき「僕たちは世界平和のために歌います」と前置きして、それは冗談半分だったのに誰も笑わなかったことについて述べた部分。「例えば僕にとって、『ウィ・ア・ザ・ワールド』とか、ああいうものは笑止千万の世界で、おちょくる対象に過ぎないんですね。もちろん世界平和は大賛成なんですけど、世界平和をおちょくるところに世界平和があると。」素晴らしい。

最近ビートルズを聴き直していて、YMOも聴き直していて、やっぱり非常に、とてつもなく、どえらい、偉大な存在であるわけですよ、彼らは。しかし、頭ではそういうふうに分かっていても、実際自分にとっては非常に、とてつもなく、どえらい、身近な存在なので、聴いている間には偉大だとかそんなことは思いもしないのです。だからこそ、この日もそうでしたが、とにかく何度でも聴いてしまう。どちらも、本格的に聴くようになってから10年近く経っているのに、「もうそろそろ聴き飽きたな」などと思う曲は存在しない。結局、私はこれくらいポップな音楽を求めているわけで、それ以外は「なかなかいいね」「まぁ悪くない」「聴いても腹は立たない」「クソ・ゲロ・ゴミ・耳が腐る・聴くと頭おかしくなる」のどれかくらいに分類されるわけです。97%くらいは最後のカテゴリーに入るわけですが。

などと書いているうちにRydeenが8回目のリピートに入りました。ただいま翌朝の5:30です。そろそろ寝ますかね。


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