2000/06/18 Sun 曇 暑 「再び映画」
昨日は日中通して寝ていたのでなかなか寝付けず、空が白みだしたころにようやく就寝。10:00に起きて、飯など食して、何とは無しにコンプマート浜松へフラフラと出かけます。相変わらずいつものように最近のパソコンショップって欲しいもの全然ないなーとか言いながらも結局いつものように欲しいものが出てきてしまったりして。 今日の物欲対象は、USB接続オーディオ入出力デバイス、ローランド「UA-30」であります。私のノートであるカシオ「FIVA」は、ヘッドフォン以外に一切のオーディオ入出力端子が無い上に、サウンドカードがCPU内蔵型のMediaGXのために、オーディオ環境が劣悪なのです。オーディオファイルを再生するとノイズ拾いまくりっていうかCPUの中でオーディオ生成しているのだからノイズそのものを聴いているようなもので、ファイル内容のチェックくらいならまだしも、鑑賞に耐えうる音質には程遠いのであります。 USB経由でディジタルのまま音声データをUA-30に飛ばして、そこでアナログの音を生成するのでだいぶマシになるんじゃないかと。あと、FIVA単体ではオーディオの入力がなかったために(一応ヘボヘボ内蔵マイクはありますが)アナログ音声を録音することができなくて、レコードの音をMP3にエンコードしたくてもできなくて、このあたりけっこう痛かったわけです。でも値段が24800円とかしていて、おいそれとは手が出せませんなー。 個人的利用に限った目的で録音したMP3がたまってきたのでそろそろ焼くかと思ってCD-Rを1枚買うかと思ったのですが、通常の10枚売りに比べて1枚売りだと単価が2倍くらいになっているので、仕方なくソニーの10枚入りを購入(1180円)。帰ってきて、ヤマハライフサービス本社店でペヤングのカップ麺を購入して昼食とし。 学校へ行って、情報社会演習室のプレステ2でDVDを再生。スケジュールの合間をぬった90分の映画鑑賞です。タイトルは、おとといバイト先でレンタルした「バンカー・パレス・ホテル」であります。おととい鑑賞した「ティコ・ムーン」と同じE・ビラルによる監督・原作の作品なので興味が沸いたのです。政府高官が戦禍から逃れるために地底に作られた、従業員がアンドロイドだけの奇妙なホテルが舞台で、まぁネタとしてはありがちな「外界から遮断された空間での疑心暗鬼モノ」なのですが、全編に渡るテイストが独特で楽しめます。 調べてみると、どうもこのE・ビラル監督はマンガ家で、この「バンカー」も、次の「ティコ」も、マンガの原作がある作品のようです。マンガといってもいわゆるコミック、カートゥーンではなく、フランス独特のマンガのタイプ「バンド・デ・シネ」、通称「ベーデー」というものだそうで。ベーデーは「娯楽」よりも「芸術」という言葉のほうがしっくりくるジャンルのようです。で、この作品「バンカー」は、大友克洋なんかにも大きな影響を与えているとかいないとか。言われてみれば、「AKIRA」で描かれているダークで退廃的な近未来というのは、E・ビラル映画のテイストによく似ていることに気付きました。 「バンカー」と「ティコ」を比べると、前者は全編に渡りずっとドキドキさせてくれて、最後にはどんなオチがあるのだろうと期待させておいて、結局最後は何だかよく分からないまま終わるという、1回見ただけじゃ分かんないよという作品で、一方後者は7割くらい見終わるまで何が何だか分からないけど最後はきれいにオチて終わるという感じでした。どちらも、もういっぺん見たいと思わせる作品でした。 なんて考察しているヒマもなくバイトの時間です。日曜日というのは、そこそこお客さんは来ますが、夜遅くはみなさん明日があるので当然ヒマになります。また何か映画を借りようかとも思いましたが、鑑賞する時間がなさそうなのでやめてCDのみに。UNDERWORLDの「born slippy」と、DURAN DURANのベストアルバムです。後者は「ELECTRIC BARBARELLA」一曲が聴きたかったためだけですが。 あ、いま素晴らしいことを思い出しました。人身事故で業務上過失傷害の罪に問われて丸1年経ち、蓄積した違反点数4点がめでたくリセッツされました。今後ともより安全な運転を心がけていきたいと思います。っていうか一旦停止見落としでも即免停の恐怖から開放されやっと気楽に走ることができるようになりました。 |