2000/04/01 Sat 快晴 暖 「モバイリャー」
── ではまず昨日のフォローアップからお願いします。 はい。それではまず現場の写真から見てみましょう。写真向かって手前が沼津・三島側、奥が箱根・小田原側になります。現場は左にカーブしていて、道路の左路肩側に白い斜線でペイントされた部分があるのがお分かりになると思います。ペイントされた部分の幅は、太いところで約1車線分あります。大型ダンプの後ろに、CBR250RRを先頭として車が6〜7台たまっていたので、このペイント部分へダンプが退避し後ろの車をやり過ごすと思われたわけです。ところがダンプはそのまま走行車線を進んでいきましたので、路肩を通ってCBRは先へ出ようとしたわけです。そして、奥のカーブ付近でダンプの左側面と接触、転倒し、縁石のコンクリートブロックにフロントを突っ込んで停止したのです。転倒するよりも比較的前の時点で急制動をかけていたため、ブロックとの衝突速度はかなり緩やかでした。運転者はごく軽い打撲だけで済みましたが、それでもバイクのフロントから左サイドの部分は大きな損傷を受けた模様です。ラジエータから出ているホースに傷がついたために、冷却水がポタポタと漏れ出していて自走できない状態です。で、次の写真はレッカー移動されようとしている様子です。写っている足は私ではなくレッカー業者の方です。 |
── なるほど。ありがとうございました。
昨日はあまりに体がだるかったので、寝る前に体温を計ってみたら37.7℃もありました。疲労による発熱のようでした。カゼをひくまでには至らなかったようで、朝起きたらもう何ともありませんでしたが。今日は、ニフティの売ります買います掲示板で見たカシオのモバイルPC「FIVA」MPC-101M32を購入するためです。バイク壊れたくせにパソコン買うのかなどとという意見は無視しましょう。今月入るバイト代がこのパソコンに消え、5月に入るバイト代や6月に入るバイト代や7月に入るバイト代がバイク修理代に消えることでしょう。 ── 蕩尽は某研究者に学ぶところですか。 研究において結果を出すにはそれなりの投資をしないといけないという。まぁ、投資をしたからといって必ず結果が出るわけでもないところが辛いところなのですが、最初のうちは無配当でもいいくらいの気持ちで。それはさておき、待ち合わせ場所が成城なのですが、地図を見て調布から成城なんてすぐだろうと思ったのが甘かった。都西部の2つの大動脈である、甲州街道と「環八」の渋滞をナメていました。これが本物の渋滞なのですね。私のように田舎に住んでいると、渋滞というのは道路の整備状況が悪いせいで起こるものだと思い込んでしまうのですが、本当は「いくら道路を整備しても車が多すぎてニンともカンとも」というのを渋滞と呼ぶのですね。 ── それじゃ、静岡県などに渋滞は存在しないと。 「道路整備上の待ち行列」とでも呼ぶべきでは。とにかく、本物の渋滞というのを実体験してみて、ある種の感動さえ覚えましたね、私は。まぁそれはさておき世田谷区成城の街へバキバキのバイクで乗り込んでいったわけですけど、静岡大学浜松地区なんて小指一本でノックダウンしてしまいそうなオシャレでダジャレな学生どもが右の路地から左の路地からウヨウヨ湧き出してきて、さらには、オシャレでダジャレなカノジョを助手席に乗せたオシャレでダジャレなお兄ちゃんがどう見ても自分で汗水たらして購入したとは思えない黒光りのメルセデスで一旦停止無視しやがってダジャレでダジャレな田舎者の運転するバキバキのバイクに向かって突っ込んできて危機一髪。 ── 駅周辺の空気はオシャレ度大爆発? ええ、私なんてもう窒息するかと思いましたよ。でも駅近くの薬局のそばには「Your bright plan of family」の自動販売機があって、やっぱり人類みな兄弟だなと思って少々安心しつつ、無事に先方にもお会いすることができて、FIVAと代金の交換をコンプリート。これで私もモバイリャーです。バキバキのバイクの事情を話したら、一括でなく2回払いでいいよということにしていただいたので助かりました。その方はスタジオミュージシャンを職業とされていて、その昔、売れる前のサカモト教授を知っているというから驚きです。 ── 全く、人生どんなところでどんな出会いがあるか分からないものですからね。 まさに人生タイミング。しかしそんなことを思っているヒマもなく、すぐにでも出発して帰途につかないと、ヘタすりゃ今日中に帰れなくなってしまいます。というわけで1:30くらいには再び環八に出て南へ走ります。走るというより、すり抜けていくのですが、クルマの間を。東名高速東京インターのところまで来たので、せっかくだから昨日見た横浜青葉インターまで走ってみようと思い、今回の行程の中で唯一有料道路を利用します。都心へ流れ込む上り車線は混んでいましたが、下り車線はこんなに快適でいいのかというくらい快適でした。片側3車線の広さがこれほどまでに開放感を生み出すとは。こういうのを本物の高速道路というのですね。今まで私が走っていたのはせいぜい中速道路くらいだったのでしょう。横浜青葉インターで下りて、芸術的なジャンクションを通って国道246号へ。箱根はどうも相性が悪いようなので、帰りはとことん246号を走って、御殿場まわりで沼津から1号へ入ります。厚木から秦野あたりまではやや混み合っていましたが、ずっと走っていき、御殿場から沼津を経由して清水まではすこぶる快適なクルージングでした。おかげで疲労も行きよりは少なく感じます。 ── ここまで戻ってくれば、後はもう目をつむっていても帰れますね。 ちょっと余裕もあるので、海岸沿いの国道150号を通って、静岡にこの店ありのスーパーマーケット、話題のスーパーもちづき大谷店を視察してから帰ってきました。学校近くの弁当屋「ばんばんてい」でぎょうざ弁当(380円+大盛20円)を購入して食しつつ日誌を記述します。 |