業務日誌

2003/06/07 Sat 「高田馬場 リローデッド」

20年来の友人の結婚披露宴に出席するため名古屋へ行きます。会場は名古屋大学裏のマリエール、昔風にいうと八事平安閣。全面ガラス張りの派手な建物だったので、ここでやると知ったときには「バブル時代みたいでいいね」と思っていたのですが、到着してみると、欧州の郊外にある屋敷という感じの落ち着いたたたずまいに改装されていました。名古屋とはいえいまどきド派手な結構式を好む人もいないのでしょう。1、2、3次会とごくふつうに進行。

実家に帰宅。さて、今日のアド街が高田馬場なので、3ヶ月前まで住んでいた街を懐かしんで見てみました。私は山手線の西側に住んでいたのですが、採り上げられるのはやはり早稲田大学に近い東側が中心の模様。2年間住んでいながら線路より東側にはほとんど用がなかったのですが、それでもたまに出かけると「こっちはにぎやかだな」と感じたものです。

というわけでどちらかというと家賃の安めな西側住人としてふてくされながら見ていると、10位に登場したのが神田川。まぁ神田川が上位に登場するのは予想できていましたが、その中で紹介されたのが

ババーン
世界湯

は? なんかどこかで見たようなお風呂屋さんが出てきましたよ。ここここれは……

筆者撮影の世界湯
(2003年2月 筆者撮影)

私がかつて住んでいたアパートから小走りで45秒の「世界湯」じゃありませんか。確かに神田川近くですが、何だってここがテレビに……。そして続いて

ババーン
世界湯の女将

お、おばちゃん! 私が入りに行くころは時間もかなり遅かったのでいつも番台で寝そうになっていたおばちゃんの姿に、まさかテレビで再会するとは。しかも女将! 「女将」って!

話としては、「ここが神田川の唄のモデルになった銭湯では?」という振りで、おばちゃんが「そうかもしれないと思って調べてみたけど、うちではなくて早稲田のほうにあった銭湯みたいですよ」と答えていました。後からちょっとWebを調べてみたところ、西早稲田に昔あった安兵衛湯という銭湯がモデルという説が複数のサイトにありましたが、真偽のほどはわかりません。

まぁこの近辺で神田川沿いの銭湯がほかになかったからここしかないという感じで採用に至ったのでしょうが、よりにもよって愛知県の実家へ帰省している最中に、ここまでピンポイントで過去の自分内ホットスポットをぶつけられるとさすがに衝撃的でした。またそのうち入りにいきましょう世界湯。

(テレビ東京「出没!アド街ック天国」2003年6月7日放送より引用)

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