Home

2001/12/10 Mon 快晴 極寒 「和牛だ和牛」


事務所から帰ってきて、夕食用の食料を手に入れるためいつものように閉店1時間前の西友高田馬場店の惣菜コーナーへ。おっヒジキと大根切干しの煮物が半額だ。今日のメインディッシュはこれだと決めてニコニコしながら店内を進んでいきます。精肉コーナーまで来たところで、肉のパックにも半額シールがたくさんついていることに気付きました。ああ狂牛病の影響ですか。お前らな、狂牛病如きで普段喰ってる牛肉喰わなくなってんじゃねーよ。狂牛病だよ、狂牛病。などと小一時間問いつめてみたくもなるわけですが、値札を見てみるとこりゃ牛肉を食さない手はないと気付き、先ほどの煮物をダッシュで元の場所に戻して牛肉を手に取ります。

ななななんと、しゃぶしゃぶ用特選黒牛もも肉200グラム980円が、売れ残ってしまって半額の490円! 安い! スーパーで国産牛肉が乗ったプラスティックトレイに手をつけることなどこの先一生ないのではと思っていましたが、その私がいまこうして和牛を購入せんとばかり手をのばし、その指先はついにトレイを包むラップに到達したのであります! E.Tの光る指先が少年の指と触れるシーンとは比べものにならないほどの感動巨編です。思わず感涙し、その涙を手の甲でぬぐいながらレジへ。

半額和牛

帰ってくるとさっそく鍋に湯を沸かし、左手に携える茶碗にはゴマダレを配し、冷蔵庫からはサッポロ北海道生搾りの450mlショットボトルを取り出して後方支援。美しく扇形に並べられた薄切り肉をハシでていねいに1枚ずつはがし、グラグラと煮えたぎる熱湯の中に泳がせます。真っ赤な肉はみるみるうちに白くなり、さらにしばらく泳がせていると、クシュクシュと自身をくねらせていきます。まだわずかにほんのりとした桃色が残るそれを捉えている2本の棒を鍋から引き上げ、その半分ほどの面積にゴマダレをつけて口へと運びます。





うま(以下気絶)


前日へ 翌日へ 今月の目次へ 1998年 1999年 2000年

Home