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2001/05/25 Fri 晴のち曇 暑 「WYSIWYT(ype)」


朝から出社。なんかやたら渋滞していて困ります。1時間くらいかかってしまいましたよ。これじゃあ三鷹へ行くのも昨日のように越谷へ行くのもそんなにかわらないじゃないですか。道中PC(パトカー)を4台も見るし。今日も作業。

夕方からは編集部へ。デザイン事務所のASYL designから送られてきたFAXを渡される。ひたすら感動的。自分がノートにチマチマと入力した文字が、きれいにDTPされデザインされて紙の上に載っかって、もとい乗っかっているということが感動的。データで送った自分の文字が打ち出されているというところがポイントなのですよ。

これまでも、それこそ雑誌投稿とかで紙の上に自分の文が載ったことは何回かあるのですが、それは文というか意味が載ったことにすぎないのですね。文字自体はどこかからフワフワとやってきたもので。それが今回は、何枚ものフィルターを通って整形はされているものの、キーボードを叩いて入力したビット情報が流れ流れて最終的に紙の上に着陸しているという。だから、手書き文字なんか見るよりもよっぽど、これ自分が撃った弾だよという感覚が伝わってくるという。

ということは年賀状だって、手書きで書いた版下をわざわざ印刷したものよりも、印刷屋さんにデータで送って印刷したもののほうが、心が伝わるような気がします。もうみんな考えるのも飽きた「ワープロ時代になって手書き文字の豊かさが失われどうのこうの」って議論がありますが、結局一番豊かな文字表現というのは、ビット情報を直接相手に送ってしまうことなのだという気がしてきましたよ。

なんてのは、いちいち難しく考えるまでもないことです。携帯電話のメール交換がこれだけ利用されている現状を見れば一目瞭然じゃないですか。極めて操作が面倒なことにもかかわらず。

編集部では画面撮りの作業を行います。DVに録画したゲーム画面を取り込んで、画像データにしていきます。といってもついこの前まで超ローテク(現在も基幹ソリューションは東芝ルポ+フロッピーディスク)だった編集部です。買ってきたばかりのDVカメラを、唯一の半透明Macintoshにつないで、作業は標準添付ソフトのiMovieで行います。それでもビデオキャプチャーに比べれば抜群の使いやすさです。今日はいつもに比べてかなり早い時間に帰宅。

今週はずっと予定がスラップスティックで少々疲れてしまったのですが、今日までに一通り喫緊のタスクは片付いて、また最後に妙な感動があったので気分良くなって、帰ってから白木屋高田馬場店へ出向き一人祝杯を挙げます。淡麗と安料理で1時間半くらい飲んだくれて約1600円。ファミレスでちゃんと食事してダベるより安いかも。


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