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2001/02/25 Sun 晴 寒 「紳士の身だしなみ」


いよいよ私も就職活動の真似事などしなければならなくなってきたのですが、その割りにはハードウェア面での準備が整っていないことにいまさら気付きました。というのは、早速明日シーズン開幕の筆記試験があるのですが、さすがに普段着で臨むわけにもいかないので実家からスーツを持ってきたわけです。しかし、スーツなんて成人式以来着ていません。そのときだって、ネクタイは親父に借りたわ靴は妹に借りたわで、持っていないものが多すぎる。最低限その2点、ネクタイと靴は必要だろうということでイトーヨーカドー浜松店へ向けて自転車をこぎます。

エスカレーターで紳士服フロアに上がるとネクタイが陳列してあるのが目に入ります。1980円という値札が付いていまして、安いのか高いのか分かりませんがまぁこんなものだろうということで適当に選んで1本購入。続いて靴売場へ行くと、予想通りリクルートコーナーなる区画が展開されていて、無難なデザインかつ歩き回っても着かれませんよな靴がいくつか陳列されています。紳士靴は一番小さいのが24.5cmのようですが、私は足が非常に小さいのでこれでも少しゆるいです。24cmとか23.5cmとかはないのかと店員に聞くとないという返事。

そうですかと言うとその店員のおばさんはすぐにどこかへ行ってしまって、選ぶ手伝いを一切してくれなくてやや不満。「サイズは同じですけど商品によって横幅が違いますので別のも一度履いてみて下さい」とか「中敷きを入れれば多少はきつくなるかもしれません」とか「女性用でも男性が履かれても違和感ないものもございます」とか、もうちょっと靴売場の店員らしい対応を見せてほしいところです。私は4年も同じ靴履いているのですから、このボロい靴見れば、自分で靴なんてロクに選べないやつということは分かるでしょう。

と言いつつ、仕方がないので一番ゆるくないのを購入して店を去ります。イトーヨーカドーの中でも浜松店は成績がかなり悪いと聞きますが、納得できますな。いや、本当は立地とかの影響なのでしょうが。クルマ移動が基本の浜松人が、わざわざ中心街のスーパーまで来ないって。などと思いつつ軽く昼食をとるため浜松駅内のドトールへ。<

ブレンドを2〜3口飲んで、その後に冷水を取りに席を立ったとき、あのとき「JIRO'S CAFE」のマスターに聞いた言葉を思い出しました。「(チェーン店のコーヒーは)コクを出しているんじゃなくて、ただ豆をガンガンに深く焼いて、味のあるように思わせているだけ。途中で水飲まなきゃまともに飲めないでしょ」そうですよ! その通りですよ! こうして無意識のうちにお冷やを求めている自分に気付きました。いやー、マスター、またあなたのコーヒーが飲みたくなりましたよ。

夕方からはバイトです。てめぇ就職試験の前日に深夜までバイトなんていい度胸しているなと言われそうですが、だってこのままだと交通費だけで破産してしまいますもん。


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