例によって動き始めるのは遅い時間でして。少し前に、浜松市内に新しいカーマがオープンしたので、カーマファンの私としてはぜひ一度見に行きたいと思い、本日視察に。って、カーマなんて言っても通じないかもしれませんが、少なくとも私の地元では、ホームセンターと言ったらカーマなのです。

というわけで、バイクを飛ばしてカーマ21浜松店へ。「カーマ21」って、「カーマホームセンター」とはまた別のブランドなのですかね。それはともかく店内に入ってみるとこりゃなかなか広くていい具合ですよ。郊外にまだ空き地がたくさん残っている浜松ならではです。静岡市とかだとこんな大きな店建てられませんからねぇ。

ベニヤ板とかその手のものを売っているほうへ歩いていくと、なななんと、ネジ・ボルト・ナット・ワッシャー等をバラ売りしていますよ。小さく仕切られた陳列棚の中に、袋に入っていないハダカの状態でネジ等が並んでおり、必要な分だけ皿に取ってレジへ持っていくという。どこかのネジが取れてなくなってしまったようなとき、ホームセンターでネジを購入すると、小さなビニール袋の中に10本とか20本とか入っていて「こんなにいらねーよ」なわけですが、これならムダが無くていいですね。この販売方法にはやや感動しましたよ。これまでこの手の品はサンクストーユー和田店のDIY館を懇意にしていましたが、さすがにこの販売方法には勝てません。再びカーマびいきに。

しかも、ネジや板等を取り扱う資材コーナーは、全店開店の9:30に先駆けて、毎朝7:00から開いているというじゃないですか。すごいですね! 完全プロ仕様です。仕事前にちょっと足りない材料を仕入れにカーマを訪れる。プロフェッショナルのニーズに応える素晴らしい営業タームですな。

隣接するOAナガシマ浜松本店に立ち寄っていろいろ見るも、あまり面白いものは見つからず。私は、ナガシマのように天井が高くてワンフロアのみの倉庫型店舗よりも、ビルの数フロアを使った店舗のほうが好みですな。まぁOAナガシマは静岡県内にしかないと思われるのでこれもまた通じにくい話ですが。

続いて、リニューアルしたすみや宮竹店へ。これまでAV機器等も取り扱っていたコーナーは全てパソコン関連の売場に。でもそれほど代わり映えはしなかったように思います。やたら店員の数だけは多いような気がしましたが。もう半分の、CD等を販売するコーナーへ行き、視聴機を一通り見ますがクソばっか。と思ったらひとつだけまともな視聴機があり、MOTOCOMPOの新譜も入っていて非常に好感が持てたのですが、そのアルバムは既に所有しているので、それ以上に気を引かれたのは「Tin Pan」でした。細野春臣・鈴木茂・林立夫のティンパン・アレイによる、実に25年ぶり(!)の新譜です。

早速視聴してみるといきなり「You've been to Nagasaki〜, Hiroshima too〜」と聴こえてきますよ! 超名(迷)曲「フジヤマ・ママ」っすか! 最高っすよ! その他にも忌野清志郎がゲストヴォーカルの曲なんかもなかなか良かったですね。なんというか、ポップス道ここに極めたりって感じのアルバムで、はっきり言ってムチャクチャいいですよ。まぁ、少し見方を変えれば、25年前に先祖帰りしたアルバムという感も否めませんがね。と思って他の棚を見ると、YMOのリミックスアルバム第2弾「TECHNOPOLIS 2000-20」が発売されていますよ。今持ち合わせが146円しかないので買えませんでしたが、カードが使える店だったら間違いなく2枚まとめて即買いしていましたね。危ない危ない。

帰ってきてすることは当然「はらいそ」のLPを取り出して再生することであります。何というか、今風にいう「なごみ」とかそういうものは、普通「スリル」とか「エキサイト」とかそういうものの対極にあるような気がしますが、細野の場合その双方が同時に感じられるという。やっぱ、とにかくずっと一貫して本気でポップスをやっている奴は違うわ。あ、いま3回目のB面が終わったのでそろそろ寝ます。