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2000/11/20 Mon 雨 やや暖 「昼寝」


それにしても昨日の催事で印象的だったのは一般参加者の層で、まぁ男性はまともそうな人からオタクまでそろって予想通りだったのですが、女性もそうであったというのが驚きだったのです。いかにもオタクカルチャーにコミットしています的な心強い女性陣がやってくることは予想していましたし、また、ちょっと地味だけどまぁ普通か、くらいの人が来ることも予想していました。でも、休日は青山のブティックにいそうなコジャレた方々がこんなにたくさん来るとは予想していなかったのです。ファッショナブル、というほどのレベルではなくて、普通にある程度はファッションにお金かけてるな、くらいの人、ということです。

すっごいオッシャレーな女の人とかだったら、かえってこういう場にポッと出てきそうな気もするのですが、そうでなくて、普通に街を歩いていてよくすれ違うような女性が予想以上に多かったので、なんか場違いな感じがしたという。「盛り上がりつつあったころの『あめぞう掲示板』なんかと比べると、今の2chはほんといわゆる『一般人』が多くてフツーだよね」なんて話がしばしばされるので、確かに2chはパンピーの集う場所だなという認識は私にもあったのですが、この同人誌即売会のような空間でさえここまでパンピー化が進んでいるということは、2chって、本当に、普通の、普通の、普通の、普通の人たちが集まっている場所なんじゃないかと、自分の中の認識を改めさせられました。

だから、そんな姉ちゃんたちに、うちのチラシを手に取り「これいただいていいですか?」と言われてしまうと、内心「いいけど、ほとんどネタ分かんないんじゃないですか?」と思ってしまうわけですが、でもチラシの大見出しの「モナー」の文字を見て手に取っているということは、やっぱりきっとある程度は分かっているのでしょうね。こんな、本当に、普通の、普通の、普通の、普通の人たちが、掲示板の上では「氏ね!」「逝ってよし!」などと書いているという。面白すぎる。

あと、リアルな空間でも基本的には匿名性が守られていたというところが素晴らしい。読む側はあまり深くは考えず、書く側も積極的には名乗らない。匿名掲示板での書き込みなんて所詮は「便所の落書き(C)筑紫哲也」であって、誰も本気になんてしていない。つまり、そこではかなりムチャクチャなことを言ってしまっても責任は発生しない。常に固定ハンドルネームで書くために、板の上では一つの人格として存在するまでになってしまった人もいますが、でもそれだって、リアルな人格との結びつきが無い限り、責任などというものはどこにもない。

だから、この会場の中では、面は割れてしまっていても、あくまでみんな「名無しさん」であって、何でもありという。そういった点では、OAC田中デジタルホン氏や、「樽の眞相」吉田単車氏なんかは、既に実名よりもハンドルのほうがリアルな人格と深く結びついているので、今回の会場内ではちょっと浮いていた気がします。もちろん、この方々はそれ覚悟でやってて、なおかつムチャクチャ面白いので全く問題ないのですが。素人がヒーロー気取りで固定ハンドルとリアル人格結びつけてしまうと危険だな、というだけの話で。これだけこのページで個人情報を放屁している私でさえ、それなりの場へ出るときはそれなりに匿名性高めますからね。まぁ、それなりですが。

夜行快速ムーンライトながらで東京から浜松へ。到着は深夜というか早朝というか3:38。帰って、購入してきたUSBマウスで少し遊んで、寝て、起きると昼の3:00。外は雨です。学校へ行って、授業受けて、夕方になって、夕飯を購入するため弁当屋にでも行こうと思ったら、サイフの中身を昨夜呑み尽くしてしまったことに今頃気づきます。213円じゃ夕飯になるようなものは何も購入できないので、やむなくローソンにてカード払いで夕飯購入。その後、森内閣不信任案関係のニュースと2chのニュース板を同時に見たりしながら昨日の日誌を記述、夜遅くまでかかり、深夜になり、早朝になり、朝になり、学校を出るのは明朝7:00。


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