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2000/06/11 Sun 雨 涼 「寝過ごし」


昨日も寝たのが4:00過ぎで、今日は起きると2:00であります。本格的に梅雨に入って外は相変わらずの雨だし、どうせ今日は夕方から遅くまでバイトが入っているし、何をするでもなく雑誌などを読みながらゴロゴロしています。また寝てしまったり。

4:00前に起きてシャワーを浴びて、ヤマハライフサービス本社店で夕飯を購入してからバイト先へ。店に到着してみると、カウンターの後ろの棚が全て返却商品で埋まっていてもうこれ以上置けなくなっています。と思ったら埋まっているのは棚だけではなくて、カウンターの下にカゴがたくさん転がっていて、そのカゴの中にも返却すべき商品がたくさん詰まっています。数百本のビデオにまみれてカウンターは半ば放心状態。

というわけで出勤するなりひたすら返却業務に徹します。数本なら軽いビデオテープも、20本くらいまとめて持ち運んでいると肩がこってきて往生こきます。1時間半ほど片付けて、やっとビデオの山は普段くらいの量にまで落ち着きます。もう何時間も働いた気になりますが、勤務終了まではまだ6時間以上。

このところ勤務中に原因不明の頭痛あるいは腹痛に悩まされます。いや、原因はだいたい分かっているのですけどね。ただしその原因を取り除くには、店内のBGMを消してしまうか、もしくはお客さんが店から逃げ出してしまうようなBGMに変えるかしないといけないので、我慢するしかないのです。

昔コンビニで働いていたころは、「有線A26ch」という洗脳チックな怪電波もまだそれほど気にならなかったのですが、最近はホント気になって仕方がありません。今期のゼミの課題のおかげでサブカルチャーへの理解が深まってきたせいでしょうか。サブカルチャーというのは「sub」という名の通り、「mass」あるいは「pop」なカルチャーがあってはじめて存在することができるわけです。上位文化に対して対照的な位置にあるからこそ、サブカルチャーはサブカルチャーたり得るわけで。だから、自分がサブカルチャーの方向に向いていると気付いた瞬間、マス・ポップカルチャーを意識せざるを得なくなるわけで。

それで、A26ch怪電波に対しても敏感に反応してしまって頭が痛くなるというわけです。さらに良くないことには、今の私の給料は、そんな怪情報を流通させることによって得られた金から出ているわけです。怪電波で洗脳されて、だまくらかされている人々から巻き上げた、ゲロまみれの金が私に支給されているのです。「汚ねぇ銭でも蔵は建つ」とは言うものの、汚いお金で暮らしを充実させるのはやっぱり精神衛生上良くありません。そろそろ、ここで働くこと自体考え直さなければならない時期にさしかかっているのかもしれません。

と思っていたら「はしれーはしれーまきばおー」という懐かしいフレーズが聞こえてきました。しかしよく聴いてみると何だか違うようで、尋ねてみると「東京」とかいうグループの新曲だそうで。何だか田舎臭いメロディですね。東京を名乗っていてこれじゃダメですよ。そこいくと沢田研二の元祖東京は、きらびやかなサウンドとバブリーな詩で素晴らしい限りでありました。精神のバランスを保つために、ピストルズの「NEVER MIND THE BOL****S(卑猥な言葉なので自主規制)」とグリーン・デイの「Dookie」をレンタルして帰宅。いや、私はメジャーでポップな音楽が大好きなんで。


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