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2000/06/03 Sat 曇 やや暑 「買い込み」


寝たのが4:00だというのに10:00に起きるというのは無謀で、二度寝して起きるともう1:30です。久しぶりの休日で、天気は悪いものの雨は降りそうにないので、買い物に出かけることにします。エスポット浜松有玉店へ行って、数ヶ月前になくしてしまったバイクのスペアキーを作ります。型を取って削っていくのかと思っていたら、実際には、今使っているキーとまだ削っていないキーのふたつを機械に取り付けて、マスターと寸分違わぬ形に削れるようになっているのですね。ものの2〜3分で完了、500円。

近くのユニクロ有玉店で、不足してきたシャツ類を購入。このところ衣類なんて全く購入していなくて、何シーズンも着てきたものばかりになってきて、ヨレヨレだったりあちこちから糸がボロボロと出てきていたりなので。といっても私が購入するのは790円とかそんなのばっかりですが。店内は非常ににぎわっていてゆっくり品物を見るのも大変なくらいです。大繁盛ですな。おかげで、ほしいと思ったものでもサイズがなかったりして困ってしまいます。まぁ私はちょうどMとLの中間くらいなので、どっちでも着て着れないことはないのですが、普通M。

駅のほうに戻ってきて、久々にタワーレコード浜松店へ。すごく久しぶりで、いつ以来だろうと思って過去の日誌をgrepしたら、この日以来。うわ、半年ぶり。この間に渋谷店とか名古屋店とかに行っている回数のほうが多いという。さすがに休日なのである程度お客さんは入っているのですが、相変わらず売っているほとんどの音盤はゴ○というか産業廃○物のようなのばかりで思わず近くにいた店員に「KILL AGAIN」とか叫びながらハンマーで殴りかかりそうになってしまったので、求めるものを購入してちょっとだけ視聴機チェックして早々に退散。

全ての視聴機からは糞尿が吹き出してくるばかりでワタクシすっかりまいってしまいました。で、購入したのは遅ればせながらPOLYSICS「XCT」MOTOCOMPO「TAKE ME TO YOUR PARTY」(それぞれtax inclusiveで1500円と1200円)です。どちらもメジャーデビューシングルであります。頭では「そうではない」と分かっていてもつい思ってしまうのが「売れないほうがいい音楽」というまぁありがちな価値観で、彼らのメジャーデビューを知ったときは複雑な心境でした。

タワー浜松同様、久しぶりなのがヴィレッジ・ヴァンガード浜松店であります。でも、なんかもう私にとっては、昔ほどは居心地良くないのですよ、ビレバンって。小洒落てて、何というか、そんなにかっこつけるなよというか、もっとやりたいようにマニアックにオタッキーにやってくれていいのに、と思ってしまうわけです。ビレバンもここまで市民権を得てしまうとなかなか難しいのでしょうね。かといってオタッキーな文化の中にいると「もうちょっとカッチョ良さ求めてもいいだろ」などと思ってしまうというどっち着かずな。そんな私にとって、サブカルから生まれておたくに受け今ではポップでオシャレになってしまった坂本龍一の音楽というのは最も憎むべき対象なのかもしれません。というのが先ほど彼の新曲(シングル)を試聴した感想でした(でも、教授自身もこれほんとにやる気あるのかよって感じの曲と私は受け止めましたが。嫌そうに作ってるっぽいという)。

帰ってきて早速購入した2枚のCDを聴いてみます。POLYSICS。なんか、私の求めるものと違うっぽい。なんかこう、これまでの枠にとらわれたくないという気持ちが出過ぎてしまっているのか。ロックしたくてたまらないというのは分かるのですが、だからといってテクノとかニューウェーブとか、それから脱却しようと奮闘する必要はないと思うのです。ロックって、そんなジャンル分けのようなものとは全然関係ないベクトルだと思うので。前作のアルバム「A・D・S・R・M!」のときも少し気になったのですが、「ロックしたいぜ」→「うぉー、やるぜ」ではなく「ロックしたいぜ」→「うぉー、俺達はもうニューウェーブじゃないんだ」の方向に進んでいるような気がして。インディーズマガジン(確か30号)に載っていた、リーダーのハヤシ氏のインタビューを読んだときから、POLYSICSにはそんな気がしてならないのです。「A・D・S・R・M!」のときはまだ昔作った曲が多かったからあまり気にもならなかったのですが、今回のシングル「XCT」を聴くと、どうもフに落ちない部分が大きくて。とか言いながらライブに行けばそんなこと忘れて騒いでしまうのでしょうけどね。

で、次に聴いてみたMOTOCOMPOの「TAKE ME YOUR PARTY」でありますが、これはもう「100%オッケーっすよ!!」って感じで最高! ハッピーハッピーハッピーで何も悩むことなんてありません。これでいいんですよ。完璧っすよ。たまらんっすよ。電子音ですよ。ピコリですよ(意味不明)。「テクノなんだから楽しくなくっちゃね!」とは細野晴臣の言だったと思いますが、まさにそうなのですよ。で、ボーナストラック的に収録されている同曲のFANTASTIC EXPLOSIONによるRemix版は、素材にそれほど大きく手を加えないながらも、ハッピーさがより効果的に引き出されていて、何というかひとつの「正しい」リミックスではないかと。聴いているといつまでも終わってほしくないと思わせるこの感覚が大好きです。というわけで今日はこの曲を20回くらい連続リピートで聴いてしまったり。

うちから小走りで45秒の距離にあるスーパー、ヤマハライフサービス本社店へ夕飯の買い物に行ったら、最高のウナギの中型が2尾580円で販売していたので、購入して本日の夕食とします。

夕食を喰ったら、来週のゼミのプレゼンの準備にとりかかります。ゼミの英書購読の本「japan edge」の中で、私はノイズミュージックの章を担当しているのですが、いかんせんノイズなんて基礎知識ゼロでありまして、暴力温泉芸者くらいしか知りませんよ。暴力温泉芸者にしても知っているのは名前だけで音はほとんど知らないし。というわけで、年に1度くらいしか出ない怪しい音楽雑誌「EATER(イーター)」6号(テレグラフ・ファクトリー/星雲社, 1999年春)をサブテキストにして読んでいきます。最初は全然分からなかったのですが、何だかノイズって面白そうですね。音としては共感できないかもしれませんが、シーンしてのノイズはかなり興味深い。なんて書くとノイズファンの人から「バカヤロー、ノイズにシーンなんてねぇんだよ!」とか言われそうなので撤回。寝るのは4:00。


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