- PS2のセールスポイントのひとつ、下位互換性も検証します。「ジオンの野望」っていうんですか、ガンダムのシミュレーションゲーム(よく知らない)。あれで検証です。CD高速読込はそれほど体感できないとのこと。敵の思考ターンは「PSよりむしろ遅いんじゃないの」ということで、私は隣に座っていたお客さんと「やっぱしょせんはエミュレータなんですかね」などと話していたら、ステージ上から「あー、まさにその通りですねえ」と。ステージと客席の境目をあんまり感じさせなくてまさにライブハウスのノリです。っていうか私もわざとステージ上に聞こえるくらいの声で話していたのですけど。
- 最後に、PS2真のキラーソフトと言われるアダルトDVDを再生します。年齢制限を設定して見られなくすることもできるのですが、工場出荷時はフリーになっているようです。子供が遊ぶゲーム機のデフォルト設定がこれですか。エロビもDVDということで、いわゆる重要シーンをサーチして一発でジャンプすることが可能で、前半部にありがちなダルい話の部分をスキップできて快適です。この段階で、会場内のPS2購買欲指数がやや上がります。
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質問コーナーに入ります。「今日の内容、ゲーム批評、赤尾先生に聞きたいなど何でもどうぞ」ということなので早速挙手し「あのー、赤尾先生は静岡大学情報学部の先生だとお聞きしたのですが、学校ではどのようなことを教えていらっしゃるのでしょうか」。先生「キミは私に対してケンカ売っとんのか(笑)」まぁ私の冗談のおかげで会場の雰囲気に弾みがついたのか、いやそれは違いますが、その後なかなか核心をついた質問がいくつも出てきました。私もちょっと真面目に戻ってセガのソフト部門のマルチプラットフォーム戦略の可能性について聞いてみたり。 |
- 一応これで今日のイベントは終了となります。3時間弱にも渡る大変ボリュームのある内容で大満足でした。おまけに料金は飲み喰い代だけだし。この後先生がまた取材を受けるということなので、例によって同行させていただきます。新宿プリンスの喫茶ロビーで、月刊誌「サイゾー」から、今回の週間宝島の騒動について。あ、アイスコーヒーごちそうさまでした。次号サイゾー絶対買います。
- 話が終わって、先生がおごってくれるというので、歌舞伎町の「天下一品」へ。私はまだ天一ヴァージンだったのでどんなラーメンなのか想像もつかないでいたのですがファーストインプレッションは、スープがクリーミィ。しかし先生に言わせると「今日のはまだ薄い」とのこと。日によって濃さが変わるようです。本物の天一を味わうにはやっぱり京都の本店に行くべきのようです。が、まぁ今日はちょうど初心者向けで良かったということで。ドロリとしたスープとはいえ、味がどぎついというわけではないのですね。食しながら、今日の「The Zudahn(ザ・ツダン)」は地理学。
- 私は東京へ来たときいつも、日が沈んだ後はなぜか頭の働きがにぶくなります。これはたぶん頭が帰りたくないシグナルを発しているからだと思うのですが、今日も帰り道、靖国通りで先生と別れて紀伊国屋書店へ行こうとしたときなぜか直後に道に迷いかけました。まっすぐの道なので迷いようもないはずなのですが。正確には、迷うというより目的地を目の前にして無視して通り過ぎてしまったのですが。私の東京の夜はどこかおかしい。
- 無事に紀伊国屋にたどりつき6階の洋書コーナーへ。ゼミの洋書購読で使う本「japan edge The Inside's Guide to Japanese Pop Subculture」(CADENCE BOOKS, 1999年)を購入するためです。エレベータを下りて目の前の棚の一番上段に3冊置いてあったので、探すのには苦労しませんでした。棚のジャンルは「BOOKS ON JAPAN」で、他には観光案内や日本文化紹介本が並んでいました。$19.95の本なのですが3391円。為替レートに1.6掛けくらいの値段です。まぁ洋書はこんなものか。
- あまり時間がないのでそんなに立ち読みをする間もなく、おとなしく東京駅へ。7:50東京発の快速小田原行きが、今日中に浜松へ帰ることのできるラスト列車です。小田原と熱海で乗り換えて、浜松到着は23:53です。東京へ行くときに乗る列車は完全に決まってきました。それにしても、滞在時間が8時間半ほどで移動時間がそれとほぼ同じかやや長いくらいというのはつらいところですな。
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