- しかし、新製品のCASIOのファイバは800x600という広大なディスプレイ及び6GBという十分すぎるディスク容量、なおかつリブより打ちやすそうなキーボードが付いて、Libretto100の中古品と比べて3〜4万くらいしか値段が違わないという、これで興味がわかないほうがおかしいでしょう。しかし、欠点も目立つわけです。まず、システムがWin98です。IEがくっついていたり変におせっかいだったり気取っている98より私は95を好みます。そして、ポートリプリケータさえも別売な点。しかしそれらは本質的な問題点ではありません。最大の問題は、この商品のカタログには、OLのねーちゃんしか写っていないという点です。いかにも女性向けという感じがして、いや、女性向け商品を男が使うのに抵抗があるのではなくて、そういう女性向けという製品コンセプトが気に入らないという。あと、これけっこう売れそうだから、メジャー嫌いの私としては意地でもリブの不人気モデルを使いたいところ。まぁ、金貯まってから考えますわ。
- そんなこんなでいろいろ見ているうちにもう夕方です。最後に、見忘れていたソフマップ7号館に行きます。中古パソコンとパーツを取り扱う掘り出し物系の店です。そこで見つけたのがPC-9800シリーズのCバス用高速RS-232Cボードです(マイクロコア社 MC-RS98)。5800円と、すぐに出せる値段。パワーアップを重ねた私のPC-9821Cs2ですが、仕上げ段階としてNet接続を考えていました。しかし本体のシリアルポートが19200bpsまでしか対応していないので、Net接続のために高速モデムを導入してもあまり意味がなく、ぜひとも高速シリアルポートがほしいところだったので迷わず購入です。っていうか、わざわざ遅いマシンを無理にメインマシンにしようとしているところが根本的に間違っているような気がしますが、それを無駄遣いと思わないように努めるのがパソコンのスキル上達の早道です。いや、そんなわけないですが。
- 秋葉原駅近くのJRコンビニでパン等を夕飯用に購入して東京駅へ。今日中に浜松に帰るための最後の電車である7:50発通勤快速に乗り込みます。一応座れましたが、車内は大変混雑しています。そんな中で肩をすくめながら夕飯のパンを食します。藤沢、茅ヶ崎のあたりまで来るとかなり空きます。小田原で乗り換え、さらに熱海で乗り換えて浜松へ。今日は睡眠薬としてデイヴィッド・ライアン著「ポストモダニティ」(せりか書房, 1996年)を持参していますが、思っていたよりは分かりやすい本でした。といっても、社会学や哲学の基本的な用語が分かっていないので、何の事やらさっぱりな部分のほうが多かったり。
- 11:53にようやく浜松着です。帰ってきて、早速購入したシリアルボードを装着します。IOポートのアドレスが衝突していないか見て、IRQを、いやいや98用語で言うとINTですね、も衝突しないところを見て、ボード上のディップスイッチをいじって設定します。このボードではINTは設定しなくても空いているところに勝手に割り込んでくれるようです。というわけでIOポートアドレスだけしっかり見て背面の拡張スロットに挿入。これで、3つあるスロットがSCSI&グラフィックアクセラレータ、LANボード、シリアルボードで全てうまりました。INTもすべて埋まってしまいました。
- 幸い、設定は一発で成功した模様。プラグアンドプレイ(PnP)BIOSのないマシンなので最初だけはやや面倒ですが、一度うまくいけば、コンピュータに勝手に設定を変えられてしまうようなこともないので、かえってこっちのほうが安定していていいと私は思います。PnPのおかげで難儀したことも多いので。「ブラックニッカ クリアブレンド」でささやかに祝杯をあげ、日誌を書いて寝ます。
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