98/09/10 Thur 晴 やや暑 「『スプリガン』を観る」
- 8:00起床は何とか守っている。また今日もいい天気でとても嬉しい。このところ機嫌がいいときというのはイコール天気のいいときである。早い話がただのバカであるような気もするが、まぁ今日はシーツを洗濯したりする。
- 学校の生協へ行き、先日のバイトの給料を受け取りにいく。さすがは生協、一日だけの臨時バイトもきっちり計算、650円(≒最低賃金)×4時間45分=3087.5円、小数点以下を四捨五入して3088円である。切り上げて3100円とか「日給3000円」とかいうことはないのである。
- 図書館へ行き、LANケーブルをつないでノートを起動……するとダイアログが出て英文でエラーが表示される。IPアドレスの振られ方によって時々このエラーが出るのだが、これが出たら最後、その日はたいていNetに接続することはできない。もうこのエラーを4回ほど経験しているが、どういうときにでるのか法則は未だ分からず。従って対処方法も分からず。せっかくトップページをいじったのにアップできない。頭に来る。
- あさって高校の学校祭に行くので、厚生課で学割証を発行してもらう。部屋に戻って昼飯を喰う。昨日に引き続きスパゲッティである。そして静岡市街へ向かう。やっと今日「スプリガン」を観るのだ。
- 1:00過ぎに静岡東宝に着くと、つい10分前くらいに上映開始したばかりだった。しょうがないので時間つぶしに近くのレコード屋「洋盤屋朝日テレビ店」でレコードあさりに励む。LPはレア物しかなかったので見るだけ。EPが安売りしていたので5枚購入。
- ライジング チャート バンド「19 BOX 81(ジュークボックス'81)」
- 杏里「CAT'S EYE」
- 子門真人「ミスター・ドライバー」
- パリ・オペラ座合唱団と管弦楽団「歌劇『カルメン』より(ビゼー)」
- ウィーン国立歌劇場管弦楽団「ハンガリー舞曲 第1,2,3,5,6,番(ブラームス)」
しめて税別500円也。しかし帰ってからハンガリー舞曲を聴こうとしたら、中に入っていたのは
青江三奈「私にさわらないで」
だった。断腸の思い。誰かほしい人、あげます。
- その後しばらく街をフラフラして再び東宝へ。券とパンフを買って中へ入る。ロビーで待っていると、上映が終わっても出てくる人はまばらである。劇場の中へ入ってなぜかが分かった。ガラガラである。当たり前だ、今日は平日、ウィークデイである。改めて学生というありがたい身分を実感した。とにかく、場内は20人も人がいない。半ば貸し切りのようなものだ。名古屋と違って静岡の映画館は広告も少なく、すぐ上映が始まった。
- ……何ともいえない映画だった。「ポスト大友時代」の作った物語を大友がシナリオにしたのだから「AKIRA」っぽくなるのはもうあきらめるしかないとしよう……でも超能力少年にガキ声を当てるなどモロにAKIRAしているような部分は何だか納得できないような感じが残る。何だか「ファイナルファンタジー」みたい……いや違う、むしろ「インデペンデンス・デイ」だろう。
- 原作をほとんど読んでいないので元の話は全く分からないのだが、この映画版は基本的には「どかーん、ばきばきばき」「めでたしめでたし」なアメリカ的つくりだ。そこに、主人公の暗い過去に触れていくような場面が無理矢理挿入されている感じがしてならない。どうせならそんなに「ドカバキグシャ」しなくても、人間模様中心の進め方でよかった気がする。しかし言うまでもなくエンターテイメント性の問題もありバランスをとるのが最も難しいところなのだろう。そのバランスが最高だったのがAKIRAである。
- まぁ、アクションシーンは血もいっぱい出てなかなか楽しめたのでいいのだが。ただ、絵的なことを言い出すなら、CGがそこだけ目立つのはやっぱりしょうがないのだろうか。わざとCG部分を浮かせて表現しているのかなとも考えたが、パンフを見ると「これはコンピュータでやったでしょうと、わかるようなやり方はしてないんです。」……そうかなぁ。
- 今日はなぜか夕方風呂に入る。たまには気持ちがいい。夕飯は脂の浮いたとん汁とワカメの酢の物である。酢がいっぱいあるので、今月は酢強化月間にしようか。といっても酢の物くらいしか考えられないのだが。
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