5:00という驚異的な時間に起床。急いで準備をして6:00静岡駅発の東海道線で西へ向かう。7:30くらいに新所原駅に到着、名古屋方面からやってきたASTYと合流。ここから天竜浜名湖鉄道(以下天浜線)に乗り換え、目的地である尉ヶ峰の最寄り駅「西気賀」まで行くことになる。帰りはそのまま掛川へ出られることに気付き、片道途中下車自由の「みちくさきっぷ」(1200円)を買う。普通に掛川まで行っても1280円かかるので、かなり得である。これで天浜線全線走破をすることになる。写真は天浜線新所原駅。 |
駅での駅員氏との会話。「どこまで行くの」「えーと、西気賀です」「西気賀かねー、何にもないとこだけどねぇハハハ。まぁ任せるわ」何もないところらしい。35分ほどディーゼルの列車、というよりはむしろレールバスに揺られ、西気賀に到着。外は小雨が降っているが気にせず北へ。尉ヶ峰は「峰」というには低い山だが、頂上から浜名湖を眺めると絶景らしい。もちろん今日の天候でそれは望めないが。駅から住宅地を抜け山へ向かう途中で浜名湖を見る。 |
山へ入っていく道はそれほどけわしくないが、雨で草や石が滑りやすくなっているのでやや歩きにくい。それでも最初の1時間は順調に登っていく。しかし、最後の20分ほどが凶悪な斜面だった。階段もなくひたすらこう配のきつい岩場が続いた。ロープが木にくくりつけてあり利用できるようになっているが、ロープだけに頼って切れたときのことを考えると怖いので積極的には使わなかった。 |
頂上に着き浜名湖を見下ろせばそこに広がる絶景!……ではなかった。この天候のため、湖のほうは煙っていてよく見えない。しかし頂上の休憩所に登山者の記帳ノートがあったので読んでみると、「素晴らしい景色でここまでの疲れも吹っ飛んだ」という書き込みが多く、天気が良ければ景色は最高らしい。こんな天気の日にここへ来るほうがおかしいのだ。その証拠に、ノートの書き込みはかなり頻繁なのだが、今日は休日にもかかわらずすれ違った登山者はたった1組だった。 |