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2001/05/31 Thur 曇 やや暑 「前代未聞の高付加価値」


この度制作するWindowsマシンのケースを選定するため秋葉詣で。近くまで来ていた大塚氏と合流。秋葉原は電気の街ですが、建て込んでいて狭い通路が多く、また街自体が巨大なノイズ発生源のようなもののためか、電話が使えない場所が意外に多いです。むしろPHSのほうが強そうな気がなぜかします。

確かこのあたりをちょっと入ったところにケースばっかりたくさん売っている店があったような、とウロウロしていたらツクモParts王国に併設する「ケース王国」を発見。今回のマシンコンセプトは「とにかくケースにこだわる」ですので、プラスティック製の白いようなやつは即除外であります。まず全面金属製でいきましょうという基本方針を立てていろいろ見ていきますがやっぱ高いな! 5万も6万もするケースが平気でゴロゴロ陳列されています。6千円で手に入るケースでも性能面にそれほどの差があるわけではないのに。

アルミケースだと色はシルバーが多くて、それでもまあまあカッチョイイのですが、どうせだったら何か色がついているのが良いでしょうと。緑色のケースなんかもあって私だったらこれなのですが、事務所的にはちょっと違うだろうということでこれの赤に決定。クルマのボディのようなムチャクチャ美しい塗装です。お値段は何と32800円。それだけあれば256Mのメモリを5〜6枚購入してもおつりが来ますよ! その後、黒色のキーボードとマウスを選定して、後は私の単独行動で内部パーツの最終決定。

20Gのハードディスクが10800円で売られていて30Gのハードディスクが11800円で売られていて40Gのハードディスクが12800円で売られているという、全くわけの分からない時代になってしまったものです。CPUやメモリにも同じようなことが言えます。つまり、性能をちょっとくらい欲張っても、逆に落としても、全体の制作費用にはそれほど反映されないのです。じゃあ差がつくのは一体どこかというと、一番影響するのはやはりケースなのですね。つまりパソコンを購入するとき我々は何に対してお金を払っているかというと、結局のところ筐体デザインにお金を払っているのではないかと。VAIOが高い(←まぁ最近はそれほどでもないですが)のは当たり前で、それでもみんな喜んであれにお金を払うのも当たり前なのです。

夜は編集部へ。何だか、テレビゲームがやりたくなってきてしまいました(タイプミスはありません)。


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