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2001/01/18 Thur 晴 寒 「消化試合」


このままでいくと18切符が1回分余って困ります。とはいえ遠くへ出かけるような時間的余裕はなし。しかし授業が休みの今日くらいしか切符を使うときはないと判断、無理矢理にでも早起きして出かけることに。というわけで浜松駅から西行きに乗って豊橋へ。今回の目的はズバリ、飯田線初体験であります。おそらくこのままだと一生乗車することはないでしょうから、まぁ一度くらい、この機会に。

豊橋駅で東海道線から飯田線ホームへ回り、列車の扉を手で開けて車内へ。誤解を招くといけないので補足しておくと、飯田線はかなり寒いところを走るので、どこだったか忘れましたが、ある駅から北では、必要以上に冷気が入り込まないよう、扉を手動または操作ボタンで開け閉めするという。もちろんまだこのあたりはそんな奥地ではないので、ドアは自動で開け閉めされるのですが、始発ホームで待機中の列車に限っては手で開けるようになっていました。

車内で発車を待っていると、車掌氏が携帯電話で通話をしているおばちゃんに向かって「携帯電話のご使用はホームでお願いします」と注意。素晴らしい。素直に従ってホームへ降りるおばちゃん。素晴らしい。おばちゃんの通話も終わり、しばらくして発車。2両編成の列車はゆっくりと走っていきます。駅を出たと思ったらもうすぐに次の駅に着いてしまうので、スピードを出す余地がありません。

豊川で下車。駅舎はまだ改装したばかりのようで新しいですが、駅の周りは閑散として寂しいところです。閑散としてといっても、ちゃんと駅前商店街があるのですけどね。商店街に沿ってまっすぐ歩いていくと長い塀が見えてきたので何かと思ったら、これがあの有名な豊川稲荷ですか。ヨシここは一発私も10年ぶりくらいに初詣をキメてやろうじゃありませんか。1月に社寺へ詣でるなんて小学生以来です。

と思って勇んで歩いていったわけですが、塀が続くばかりでちっとも参道の入り口が見えません。塀の角のところまでやってきて、やっと「豊川稲荷参拝道→」という看板があったのですが、その矢印の指し示す方向はまさに私がいままで歩いてきた方じゃないですか。まったく、やっとれるか! すっかりやる気をなくして、今年もやはり初詣はナシになりました。

それにしても、もう1月も半分以上過ぎようというのに、あたりには朝早くから老人参拝客の往来が絶えません。道沿いのみやげ物屋のおばちゃんは、まんじゅうのサンプルを配ったりして営業活動に余念がありません。しかし私などどこからどう見ても観光客には思えないらしく、店の前を通っても誰も呼び込みの声をかけません。地元の人間と思われているのか。私が観光客であるということを唯一見抜いたのはイカ焼きの露店の店主でした。盛んに声をかけられましたが、あいにく今イカ焼きを食す気分ではないのでパス。

次の列車、といっても30分以上あるのですが、それに乗って豊川からさらに北へ。各駅に停車しながらどんどんどんどん進んで、この列車は本長篠という駅止まりでした。下車してみると、何だここ以前から何度も通ったことのある愛知県宝飯郡鳳来町の中心部じゃないですか。割と覚えている風景ばかりで、せっかく浜松からはるばる2時間弱をかけてやってきた割にはまったく新鮮さがありません。一応フラフラと歩いてみたのですが、近くのスーパーの店先の露店でたい焼き(120円 tax inclusive)を購入したくらいで後は何もせず、再び駅へ戻ります。

ここからさらに北へ行ってもいいのですが、この先極端に列車の本数が少なくなるので、これ以上進むと帰るのはたぶん夕方になってしまいます。それではバイトに遅れてしまうので、おとなしく南へ帰ることに。ホームで写真を熱心に撮っていたら、笛の音もなしに突然ドアが閉まったのでオイ待ってくれとばかり列車に駆け寄るともう一度開けてくれて一安心。言うまでもなく案内放送なんてない駅なのですから、ドア閉める前の笛くらいしっかりしてくださいよ。で、何を熱心に撮っていたのかというと右の写真の通り看板です。どこが面白いかって……分かってるくせに。

名所案内

単調な風景にすっかり飽きて、諸業務をこなしながら豊橋へ。すぐに東海道線に乗り換えて、昼過ぎには浜松へ帰還。豊橋-浜松間でJRの女性車掌を初めて見ました。私の知人に鉄道会社に勤めている人間が2人ほどいるのですが、どちらも鉄道マニアで、趣味と実益を兼ねているようなのですが、女性ってどうなのですかね。やっぱり鉄道好きなのか。

学校へ行って、バイト行って。今日はバイトに新人が入ってきたので、教育業務が中心でした。バイト終了後、また学校へ行って諸業務。ああ、もう朝6:00だ。


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