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2000/03/17 Fri 〜 2000/02/18 Sat 「レコ屋徘徊」


  • 起きると7:10で、東京へ行くときにいつも乗っている6:55の列車を逃してしまいます。まぁゆっくり出かける用意をして、8:18のに乗って、熱海で「The Double Decker Liner」快速アクティー2階建て仕様に乗り換えます。快適に眠って品川で下車します。

  • 京浜東北線で一つ南へ行った大井町で出て、連れのところに荷物を置いて、昼飯喰って渋谷へ。「このところ本当に渋谷は力押しのエンターテインメントだねぇ」などと分かったような分からないようなことを連れと話しながら、最近最も力押しポインツの高そうな、センター街入口にある某大手レンタルビデオショップへ。

  • 借りるわけでもないのにビデオをいろいろと見ますが、さすがの品揃えに圧倒されます。見ているだけでも楽しいとはこのことでしょう。本当に見ているだけの人が多いようですが。ここで借りるより自分ちの近くで借りたほうが返しやすいからねえ。店内をウロウロしていると、やや! こんな所に中古ワゴンが。このチェーンって、中古は取り扱わないタテマエになっていなかったっけなどと言いながら写真を撮ると「お客様、恐れ入りますが店内での写真撮影はご遠慮いただいておりまして」と店員が来たので平謝りして退散。 中古販売

  • 渋谷へ来たら絶対外せないのがHMVタワーレコードです。まずはHMVへ。店内へ入っていってすぐに見つけたのが、細野晴臣の「InDo」です。細野がYMOのために作ったけど結局使われずに未完成のままお蔵入りになっていた「India」という曲、及びそれを素材としたリミックスが収録されているアルバムです。オリジナル1曲とそのリミックス6曲で2400円もするのかよ相変わらずアコギな商売だなチクショーと思いながら足は勝手にレジのほうへ向かって即買いしている自分に気が付いたときはもう遅かったり。アルバムのコンセプトは「細野の未完成曲という素材をいろんなミュージシャンが料理することでどんなのができあがるか」なのでしょうが、私のようないかにもなYMOファンからすれば「リミックスはさておきYMOの未発表曲がリリースされるならそりゃあどんな値段が付いていても購入してしまいますよ」ということになります。

  • 2階の窓ぎわでディープハウス系の音楽を聴きながらLOFT前の往来を眺めているだけでもどんどん時間を消費してしまっていけません。うっかりすると2時間くらい店内にいても全然飽きないから危険です。レコファンBEAM店バナナレコード渋谷店と移動していきますが今回中古で大したものは出ず。小さなレコード店をいくつか少し見てタワーへ。

  • タワーは相変わらずの破裂的な品揃えでめまいがするほどです。まぁ見るところはピコリ系音楽がありそうなところくらいなのですけど。具体的には国内インディーズやテクノといったコーナーになります。バブル景気のような一時期のドラムンベースの嵐が去ったのはいいのですが、今度は何だかオシャレなテクノばかりになってしまって、私のような正直なピコリを好む者は依然としてムズがゆい思いをせざるを得ません。結局購入したのはキングオブピコリというかテクノポップの父、クラフトワークのアナログ12インチ「EXPO 2000」(1190円)。もう出てから数ヶ月が経過していますが、購入し忘れていたので。

  • 駅近くのガード下にある「王将」で餃子定食(660円)を食して、大井町の連れのうちへ戻って早速「InDo」を聴きます。何ていうんですか、最近流行っているやつ、デジロックとか、ダブとか、そういうのですか、いやよく知らないのですが。そんなのにも似た感じがしないでもないような気が。月並みな表現で言えば、22年前の音楽とは思えない古さを感じさせない曲、ということになるかという。

  • 夜は遅くまでYMOのライブビデオを鑑賞したりして、翌日はたいして何もせず浜松へ帰ってきます。それにしても、改めて東海道線の静岡県区間の貧弱さを感じさせられました。熱海まで15両編成で来たのに、連絡する列車が何と3両で、休日にもかかわらず車内は通勤ラッシュあるいはそれ以上の大混雑です。どんなに詰め込んでも全員乗り込めるはずはなく、ホームで次を待たなければならない人もかなりいました。沼津を過ぎると徐々に緩和いったものの、昼間にしては異常なほど立っている人が多く、混雑は静岡まで続きます。連休前とはいえこの混み方は編成に問題あり。何で、熱海−豊橋間の東海道線に乗るたびにこんなに切ない気持ちにさせられなければいけないのでしょうか。ダイヤも車両も悲惨です。

  • 帰りにコンプマート浜松へ寄ります。ディスプレイの売り場を見ていて、久しぶりに物欲に火がつきます。三菱の液晶ディスプレイ「MDT151X」は、インターフェース部が完全に分離したボックスになっていて、RGBだけでなくビデオ(普通のコンポジット映像)やS映像も入力でき、なおかつテレビチューナー内蔵です。前モデルのMDT121Xも同構成だったのですが800x600までしか対応していなかったのですが、今回は1024x768までOKです。これがあれば、アップスキャンコンバータなしでもディスプレイにビデオ映像を写すことができ、単体でも液晶テレビとして使えます。今うちではコンバータを通してパソコンのディスプレイでテレビを見ているのですが、コンバータがヘボいのかディスプレイが信号に追随できないのか、プチプチと画面がブラックアウトすることが多くまいっているのです。なおかつ液晶なら机の上に大きなキーボードが置けるわけで、いやーほしい。でも129800円。2回払いにすれば購入できないこともないのですが私のカードはまだ利用限度額10万だし。っていうかその前に小型のパソコンを購入したいし。

  • 帰ってきて、いつぞや作ったカレーのあまりを喰って、クラフトワークの「EXPO 2000」を聴いて。新たなミレニアムを迎えてもクラフトワークは相変わらずのミニマリーなピコリとヴォコーダーヴォイスで、聴いて落ち着きまくり。

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