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2000/03/07 Tue 〜 2000/02/09 Thur 「琵琶湖畔」


  • 今日は予定通り琵琶湖へ行きます。朝5:00に起床して、5:40に浜松を出発です。浜名バイパスは6:00まで無料なのですが、バイパスにさしかかったところでもう6:00を回ってしまいました。ダメモトでぶっ飛ばして料金所を目指したら、6:03でしたが無料で通過できました。

  • 縛りのテク 浜名バイパスを抜けて、国道42号線を西へ。そのまま伊良湖岬まで快走します。岬に到着し、この付近の遠州灘側である恋路ヶ浜から景色を少し眺めたのですが、海風が猛烈で恋路どころではなくとっととフェリー発着所へ向かいます。ここから伊勢湾を渡って対岸の鳥羽へ行きます。750cc未満のバイクは2300円でした(運転者1名を含む)。フェリーに入ると、バイクはしっかりと固定されます。8:00に伊良湖岬を出航し、55分かけて鳥羽へ渡ります。

  • ゼルビスの兄貴
    フェリーで、ホンダVツインエンジンの名車「ゼルビス」に乗る一人のライダーと出会いました。聞くと、深夜12:00に茨城県の土浦を出てずっとぶっ飛ばしてここまでやってきたということ。この先さらに西へ向かい、最終的には福岡まで行くというから壮大な計画です。しかしさらによく聞いてみると計画は特になくて今日どこまで行くかも決めていないというので壮大な無計画です。素晴らしい。私もぜひ見習ってもっと無茶をしてみたいものです。フェリーの中ではバイク談義で盛り上がり、約1時間の船旅も全く退屈しませんでした。いきなりいい出会いがあって幸先良いスタートです。伊勢に入るところまで一緒に走り、メールアドレスを交換して別れます。

  • えじゃないか えじゃないか えっじゃないか 伊勢の名物 私は伊勢神宮内宮に向かい、伊勢の名物「赤福」(230円)を食します。名物にうまいもの無しなどとよく言われますが、赤福は名物でありながらうまいです。しかし、神宮周辺はスギの大木だらけなのでクシャミが出まくって落ち着いて食せません。その後は、三重県の県庁所在地である津方面へ向かい、西に進路を変えて国道165号線に入ります。

  • 国道165号で、荒っぽい運転ですごいスピードを出して走っていくクルマがあったのですが、あるところで急におとなしくなって法定速度を守った運転になりました。チャンスと思い一気に急加速して追い越してやろうかとも思ったのですが、どうも周りの雰囲気がおかしいので、しばらくゆっくり走って様子を見ることにします。すると、いました、いましたよポリスメンが。あそこで急加速して追い越しをしていたらあぶないところでした。ポリスメンをやり過ごした後はまたすごい運転です。さらに、地元車両が数台かなりのスピードで続きます。地元では有名な取締り箇所のようです。

  • 巨大風車
    そのまま道を西へ進んでいくと、「久居榊原風力発電施設」という看板が出ていたので、風力発電とは珍しいと思い、いったん道をはずれてそれを見に行きます。ここは青山高原というところで、バブル期にはいわゆるリゾート開発も盛んだったようですが、今はやや下火のようです。その高原の尾根づたいに通る快走路を走っていくと、向こうのほうに風車が4つ見えてきました。最初は何気なく眺めながら走っていったのですが、近づくにつれてその風車が巨大なことが分かってきました。本当にでかいので、遠近法を無視したかのような感覚に襲われます。風車の下までやってくると、風を切る音がビンビン聞こえてきて震え上がりそうになります。案内書きの看板を見ると、風車の直径は何と50mもありますよ。写真ではそんなに大きくは見えないですが、実際に風車の真下から見ると、確かにそれくらい大きいという感じがします。案内板にはお約束の「現在の発電量」がディジタル表示されていて、1基の風車で最大750kwを発電します。
  • この風車だけでも一度見に来る価値はあったと思い、満足して元の道路へ戻ります。北に進路を変えて伊賀上野方面へ。適当に飯を食して、さらに北上して信楽町へ抜けていきます。伊賀上野−信楽間の国道422号線は、走りやすいながらもカーブが多い面白い道でおすすめです。信楽では、信楽焼のタヌキが道沿いの店の前にずらりと並んでいます。信楽を抜けて、山の中の県道の快走路を気持ちよく走っていくともう大津に到着です。

  • まだ2:30で、宿へ向かうには時間が早いので、国道1号をさらに西へ進んでいきます。これやこのゆくもかへるもわかれてはって感じで逢坂の峠を越えるともう京都です。さらに山科地区を越えると京都の街が見えてきましたがここでもスピードの取締り。赤い手旗を持ってポリスが出てきたので「え、周りと同じスピードで走ってるじゃん」と一瞬思いましたが、つかまったのは私ではなく私の真後ろにいた50ccでした。私と同じスピードでしたからねぇ。

  • 京都駅 京都市街へ入ると、「東山五条」などと、どの交差点の名前にも「条」の字が入っているのでもうそれだけで京都風味爆発です。花といえば桜、山といえば比叡山、ここは雅の世界です。雅の街の駅前は牛車で大渋滞です。ウソです。タクシーで大渋滞です。ひとまず京都に来た証拠に駅の写真を撮ります。まぁ任天堂以外に京都には特に興味はないので写真を撮っただけで退散します。

  • 国道161号線西大津バイパスを通って大津へ戻ります。そういえば、ひとつしていないことがあったので忘れないうちにしておこうと思って、通りかかった家電量販店へ入ります。何をするかというと、携帯電話のパンフレットをもらうだけなのですが。ビックリしたのが、パンフの版型がA4カタログサイズではなくリーフレットサイズだったことです。プロバイダの入会申込書みたいです。これまでA4サイズのものしか見たことがなかったので、最初この店にはパンフがないのかと思ってしまいましたよ。関西の人は大きなパンフが嫌いなのでしょうか。 関西の携帯パンフ

  • 和邇浜青年会館 夕方の琵琶湖畔の道路は、琵琶湖大橋を渡ろうとするクルマでいっぱいになってしまって大渋滞です。日も暮れかけてきましたが、琵琶湖大橋付近を過ぎたらスムーズになり、あとは一気に走って本日の宿泊地、ユースホステル和邇浜青年会館へ。1泊2500円・朝食400円・夕食800円。言うまでもなくユースの会員以外は1泊1000円増。私の他はグループ客が2組いるだけで、ひとりで来たのは私だけでした。ユースなのに部屋を一人で独占。気楽なぶん、退屈ですが。

  • 来ているグループ客のうち、ひとつはバンドのようで音楽合宿みたいです。もうひとつは「広間の床に立ち位置バミっちゃっていいかなぁ」などという声が聞こえたのでおそらく演劇部。6:00に夕食食べて、7:00に風呂入って、何もすることないから8:00にはもう寝ます。夕食はすき焼きでした。
  • 比良山(?)
    朝6:00くらいに起きて外へ出てみます。今日は寒いです。北の方に見える山は何という山かよく分からないのですが、地図を見る限りでは比良山というのなのでしょうか、雪が積もっています。それにしても、湖にも波があるんですね。海の波ほど大きくはないですが、はっきりと寄せてはかえす波があります。
    日の出湖の反対側から太陽が上がります。私はそんなにいい雰囲気だとは思わなかったですが、風景好きの人なら喜んで眺めるのでしょうね。

  • 朝食をいただいて、8:30くらいに出発です。これから北へ走り、大先生ゆかりの地である今津町方面へ向かいます。「途中」というところにもちょっと興味ひかれましたが。 そんな中途半端な

  • 今津町
    北へ走っていくにつれ、天気がどんどん悪くなっていきます。雨は降らないはずだったのにと思いながら、イヤな予感がし始めたのですが、やはり予感は的中してしまい、確かに雨は降らなかったものの、雪が降り始めました。震えながら突っ走っていくと、いつの間にかあたりは雪国ですよ。道路沿いには凍結注意の標識とともに温度のディジタル表示があったのですが、最高でも3℃、ほとんどは1℃とかで、低いところでは氷点下に入っていました。今津町ってこんなに雪が降るところなんですか。っていうか、滋賀県北部は日本海側の気候ですな。こんな気候状況は全く予想していなかったので、防寒装備もいつも通りのものしかなく非常に寒い思いをします。重くのしかかる暗い空と冷たい雪にまいりながら、琵琶湖畔の北部へ。今津は静かな所でした。

  • カタカナが正式な町名ということで妙に有名なマキノ町を抜け、琵琶湖北東の木之本町方面へ。国道365号線を南下して、長浜市の手前からは伊吹山のふもとを走る「坂浅東部広域農道」を進みます。名前は農道ですが、整備されていて信号も少なく、下手なバイパスに比べてとても走りやすい快走路です。関ヶ原から伊吹山のふもとを通って木之本へ抜ける、隠れたショートカットコースです。一気に関ヶ原へ。

  • 関ヶ原を過ぎると、雪が降った様子さえありません。やっと、風も少しはぬるくなってきました。このまま名古屋へ寄っていくつもりなのですが、混雑する岐阜は避けて養老のほうから回ります。せっかくだから「養老天命反転地」でも見て行こうかとも思いますが、入場料高かったらイヤだなあと迷いつつ、それでも入口までは行ったのですが、バイクなのに駐車場へ誘導されます。タダの駐車場ならいいのですが、有料です。「二輪も四輪と同じなんですか」「そうです」「じゃいいです」近くのラーメン屋で飯喰って、さっさと名古屋方面へ。
  • 揖斐川・長良川・木曽川の木曽三川を渡って愛知県に入り、津島市を抜けて名古屋高速(均一650円)に乗ります。本線に入ると、思っていたよりみんな本気で飛ばしているので驚きます。名古屋高速ってこんなに高速でしたっけ。制限60km/hなのですが、私は右車線をぬわわkm/hで走っているにも関わらず後ろから猛烈なあおりをうけたので、しばらく様子を見て、鳥森出口を過ぎた「自動速度取締路線」のところで道をゆずります。みんな注意して左車線に寄っているのですが、私をあおっていたクルマは、私が左車線に移るなり猛烈な加速。数100m先に赤い光が見えました。めでたく記念撮影と相成った模様。

  • そのまま走って、都心環状線に入ります。同方向4車線の高速は感動ものです。広い道でたくさんのクルマが右へ左への大攻防を繰り広げています。まだ昼間なので交通量もほどほどで、流れはとてもスムーズです。名古屋駅のツインタワーを横目に快走。カーブ部分はやや狭く、内側車線では75km/hくらいまで落とさないと安全には走れなくてなかなか面白いです。東方端JCTの、カーブを過ぎて合流そして4車線への幅員増加などというあたりは非常に美しい道路デザインだと思います。あんまり楽しいので都心環状を5周もしてしまいました。1周約10.5km、普通に走って7分半くらい、がんばって走っても日中はせいぜい7分を切るくらいが限界のようです。夜はどうなんでしょうね。怖くて行けませんが。とにかく、名古屋高速の都心環状は小ぶりながらも意外と面白いところでした。

  • 名駅(錦橋)出口で下りて、コンプマート名古屋へ。ここには中学生のころから足繁く通ったものです。そして、今でも「みーんなのたからのやーまーさー」のテーマソングは健在です。浜松のコンプマートは何でこの洗脳ソングを流さないのでしょうねぇ。少なくともソフマップのテーマソングより私は好きですが。久しぶりにこの曲を聴いてなごみました。特に見るものはなし。その後大須へも寄りましたが、水曜ということもあり人出は少なかったです。しかし、帰るころになったら何だか名古屋でも雪らしきものが降ってきましたよ。今日はよっぽど寒いのですね。今夜は尾張旭市の実家に泊まることに。

  • 翌日は、下道をのんびりと岡崎あたりまで走り、岡崎から豊橋までの道はトラックの交通量も多くあまり精神衛生上よくないので、岡崎から東名高速に乗ります。三ヶ日で下りて浜松へ帰ってきます。夕方はバイトです。勤務終了後、話の流れで店長が500円おごってくれることになり、浜松市北部の「スパ1世有玉」でちょっとゴチになります。帰ってくると深夜2:30で、3日間の日誌を書ききれないまま就寝。

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