- 昨日何とかレポートを吐くことができたので、今日はバイクでお出かけすることにします。というはずだったのですが、起きるともう10:00過ぎです。昨日は半日寝ていてなおかつ夜の10:30には既に就寝していたのに、それでも起きるのがこの時間とはなんたる怠惰ぶりでしょう。
- ともかく出発が遅くなったので、目的地を若干近場に設定し直す必要があります。今日は長野県の南端くらいまで行って温泉につかって帰ってくる予定だったのですが、若干南側の愛知県豊根村にも兎鹿嶋温泉というのがあるようなのでそちらに変更です。まずは通い慣れたる浜松市北部の都田・滝沢地区から北へ進んでいきます。
- 本日の行程を先に書いてしまいます。Rは国道、APRは愛知県内の県道、SPRは静岡県内の県道を表します。浜松市都田町-SPR299-SPR298-APR442-SPR390 -SPR9-R151-APR428-現地着-APR74-R151-SPR9-SPR297-SPR343-R1-R152-浜松市街 計約200kmのコースです。ヒマな人は地図でたどってみよー。
- R151へ出るまでの県道は、県道とは名ばかりで林道のような道が続きやっかいでした。特にAPR442-SPR390の区間は、細い道、深いカーブ、きつい上り坂、道には落ち葉や砂と、あまりよろしくない条件がそろっていました。ですがまぁ走るのをためらうほどではありませんでしたし、まだ行程の前半だったので、悪条件も楽しみながら進んでいくことができます。
- 主要地方道天竜東栄線SPR9に出るといくぶん楽になり、さらに国道151号線に出るとしっかり整備された快走路になりました。途中愛知県東栄町の道路沿いのコンビニでパンやら何やら購入して店の前で食して昼飯とします。コンビニといっても、こんなところにローソンとかあるわけなく、地元の酒屋が独自にやっているものでした。看板の「酒」の字の下に小さく「コンビニ」と書かれていました。
- そのまま国道151号を北に快走して豊根村に入ると、目的地の兎鹿嶋温泉の看板が見えてきました。地図によると、ここには村営の「パルとよね」という公衆浴場があるらしいのでそこへ行きます。数km先から何度も案内の看板が出ていたので難なく方向は分かりました。村営ということで小さな風呂があるだけかと思っていましたが、実際行ってみると駐車場は広く、建物もかなりしっかりしていて、まだ新しいようでした。
- 入浴料は大人400円でした。これだけちゃんとした風呂に400円で入れるなら高くはないと思います。風呂場には、広い大浴場と露天とサウナがありました。泉質はアルカリ単純泉で、臭いはほとんどなく透明でツルツルするやつです。来ている人たちの会話を聞いていると、主に豊橋近辺から来ている人が多いようです。豊橋からならもっと南の鳳来町にある湯谷温泉が近くて便利だと思うのですが、「ここ来だすと湯谷には行かないよ」と言います。こっちのほうがお湯が良いということですが、私は湯谷温泉に行ったこともないですし、どこがどう良いのかよく分かりません。
- のぼせない程度に少々長めにつかって上がってきます。入口のところに料金表があったのですが、回数券も販売されています。10回券、20回券とこのあたりはいいのですが、100回券、300回券があり、最高は500回券120000円となっています。そんなすごいヘビーユーザもいるのですかね。まぁ、休日にちょっと来るにはなかなか良いところだと思いました。まぁ、秘湯の雰囲気とは正反対なので、それを求めるような方には面白くないでしょうが。
- 外へ出てくると、私の愛車CBR250RRを眺めている人がいました。「バイクきれいにしてありますねぇ。僕もちょっと前までバイク乗ってたんですよ」豊橋から来た人だそうで、話を聞くと、以前は毎週土日に一日中峠を走り回っていたそうです。走りすぎでハイグリップタイヤがすぐに減ってしまうので、毎月タイヤを交換していたというからものすごいです。私もますますもっとバイクに乗りたくなってきました。
- このまま東へ抜けて、静岡県佐久間町の方面から回って帰ってこようという計画だったのですが、走っていくと「光ファイバーケーブル敷設工事の為通行止」になっていたので、仕方がないので通行止めの手前にある新豊根ダム及びそのダム湖であるみどり湖を眺めて引き返すことにします。みどり湖は、周りの山々の緑が湖面に映り込んで、その名の通りとても美しいエメラルドグリーンに輝いていました。ダムは思っていたよりもかなり大規模なもので、巨大なアーチ型ダムでした。あたりを見回しても誰もいなくて私だけだったので、よりいっそうダムの巨大さを強く感じます。ダムの上の道路は立入禁止だったのですが、ちょっと失礼して無断進入していき、ダム湖の反対側の谷を見下ろしたのですが、まさに足もすくむほどの高さでした。3:00を回って、早くも山間部では夕暮れモードに入ってきました。
- しかし夕暮れモードに入っても、来るときに通った快走路をそのまま引き返すのはつまらないと思ってしまい、尾根道の県道74号線へ入っていってしまいます。狭い道はかなりアップダウンがあり、またヘアピンカーブの連続で、同じ地点まで戻るのに、行きに比べて2倍ほどの時間がかかってしまいました。でも面白かったので良いのです。静岡県へ戻ってきてからは、県道9号線をずっと南に走って天竜市街までやってきます。途中はなかなかのワインディングロードでしたが、こんな道にも今日の行程でかなり慣れてきて、それほどペースを落とさなくても走っていくことができました。途中、マフラーや装飾がヤンキー仕様のタチの悪そうなHR-Vが前にいたりしましたが、ガンガン走ってくる私を見るにつけ道をゆずってくれたりもしました。タチ悪いのはどっちだという感じですな。
- 天竜市街から天竜川の堤防の上に出てそのまま南へ快走。国道1号にぶつかったところで西へ曲がって帰ってきます。疲れましたが、カーブでのリアブレーキの使い方やスロットル操作のコツなども少しだけ身に付いた気がして、充実したショートツーリングでした。夕飯はカレーのあまり。
- 夜になって、連れから「北の方でクルマが走りやってるから見に行こう」と連絡があり、連れのクルマで浜松市北部の国道257号線バイパスへ。しばらく付近のコンビニにいると、前の道路をスポーツカーが何台も往来するようになってきました。最も多いのがスカイライン(特にR32)、次がシルビア、そしてインプレッサWRX、その他にシビックTypeRやワンエイティなどがシグナルレースを繰り広げていてなかなか見応えがあります。面白かったのは、クルマが集結する時間も解散する時間も、クルマ同士の無言のコミュニケーションの中で自然合意的に決定され、夜3:00くらいになると自然にクルマの台数が減っていきレース終了となりました。さらに、先ほどまで爆音を上げて走っていたスポーツカーたちが、帰っていくときは法定速度を守った安全運転だったのが印象的でした。
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