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1999/12/09 Thur 曇 寒 「21世紀のクルマ」


  • 起きると、もう授業に遅れそうな時刻です。朝飯も喰わずに学校へ行きます。著作権についての講義を受講した後、演習室の端末で英語のリスニングの課題を済ませ、久々にWeb徘徊としゃれ込みましょう。

  • 私はこれまで四輪車に興味はあったものの、自分で所有したいとはそれほど思いませんでした。私の場合クルマがあってもほとんど一人で行動するのでしょうから、私ごときがわざわざ石油をたくさん使って動く必要はないだろうと。しかし、ホンダのインサイトの登場により変わりました。スポーティに素早く楽しく走れるくせに、燃費は今乗っているバイクのCBR250RRとほぼ同じかそれ以上!こういう、人に向かって、世界に向かって自慢できるようなコンセプトのクルマが登場したというのは少なからず私に衝撃を与えました。

  • そんなわけで、ホンダのインサイトの特集ページを隅々まで見ます。見れば見るほど素晴らしいクルマです。先日の浜松地区の学祭での企業展示で実物の運転席に座る機会があって、もちろんそのとき心うたれるものがあったわけですが、それ以降いろいろとこのクルマの事を調べていくにつれ、ますます感動が高まっていくというすごい状態です。先ほどのページの中で、ハイブリッドカーに詳しいモータージャーナリストの国沢光宏氏はインサイトのことを「燃費のF1」と言っていますが、まさにその通りだと思います。

  • 2シーターだからどうこうとか、このデザインはどうこうとかいろいろ意見はありますが、このクルマはいかに少ない石油でいかにスポーティに走るかということをホンダが死ぬ気で考え抜いた過程の結晶なのです。現時点で形にできるものとしては、このインサイト以外のものとしては存在できないものなのです。もし、インサイトが4人乗りだったらもっと売れる商品になるでしょう。しかしこのクルマは「燃費のF1」なのです。F1のレーシングマシンをデザインするときに、少しでも売れるクルマにしようなどと考える人はいません。しかし、この燃費のF1マシンを、誰もが使えるギリギリのレベルにまで下ろしてきて、実際に市販してしまうというところがホンダの素晴らしいところです。F1マシンが自分の手で運転できるんですよ。こんなにすごいことはないじゃないですか。F1マシンに後部座席を求めるのがおかしいのです。

  • などと、理屈が通っているのだか通っていないのだか分からないようなことを私に臆面もなく書かせてしまうほど感動的なクルマですね。正直言うと、最近のホンダの四輪車のラインアップには非常に失望していたのです。オデッセイかステップワゴンと同じ形のクルマを660ccから3000ccまで段階的に並べただけじゃないか、と私はホンダにとても強い不信感を抱いていたのですが、ホンダという箱の中からインサイトのようなクルマが飛び出してくる限り、ホンダを見捨てる必要はないようです。相変わらず、インサイトの感動は私の中で高まってゆくばかりです。インサイトを夢見て、この緊縮財政の中で年末ジャンボを購入してしまうくらいですからね、感動は相当のものです。

  • と、Web徘徊を終えた後、今日は来年のゼミ選択についての説明会があります。が、私にはそれほど関係ない内容だったので出なくてもよいくらいでした。一度帰って、昨日ヤマハライフサービス本社店で購入した弁当を温めて学校へ持っていき、食しながらサークルの集まりです。来年の活動はどうなるんでしょうかねといった話をします。その後、学校のプリンタでプリントアウトをしたりします。自分のプリンタはこの春にダメになって以来もう復活しそうにありません。

  • 浜松駅へ行き、18切符を購入します。冬休みに何回かどこかへフラフラと出かける予定だからです。といっても行き先は東京くらいしか考えていません。遊びに行くというと、電車で行くのは東京で、バイクで行くのが名古屋です。駅を出るとイトーヨーカドー浜松店へ夕飯の買い物に行きます。マグロの刺身のたんざく300円が150円引きだったので購入します。帰って喰いますが、まぁせいぜい値段通りの味でした。でも魚が摂取できたのはよかったです。

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