- 起きると12:30です。あららららもう授業は終わっているではないですか。全くもって怠惰です。しかし今日は非常に聞きたい講義だったので寝過ごしてしまったのは残念です。代わりといっては何ですが、本日は中京大学から認知科学の大家、三宅なほみ大先生が我が学部に講演にやってくるということなのでそれを聞きに行きます。
- 同じ長さの線分が違う長さに見えたりという有名な錯視の話から、「この折り紙の、2/3の3/4の部分を斜線を引いて示して下さい」と指示した場合、人はどのようなプロセスでそれを実行するかなどの話がありました。その実験の場合、ほとんど9割方の人は「2/3×3/4」を計算してから印をつけるのではなく、紙を折って「2/3の3/4」を確かめるそうです。そんな具体的事例の話が続き、結論は、人間の「賢さ」(=知的能力)というのは、内的リソースと外的リソースの相互作用によるもので、どちらか片方ではダメという話でした。
- これはなかなか興味深い話で、特に私は外的リソースだけで人間の行動を誘導することは必ずしもできるわけではないという点に考えさせられました。早い話が、先ほどの折り紙に印をつけるような単純なレベルの知的行為で見ると、計算で解くように誘導したとしても、結局折り紙を折って解決しようとするということです。コンピュータ等、機械の操作方法をデザインするときなど、なるべく利用者が間違いなく操作をするように誘導的に作るものですが、果たしてそれがどこまで有効なものか、あまりあてにはならないということのようです。
- 話を最後まで聞きたかったのですが、サークルの放送活動をあさってに控え、まとまった打ち合わせのできる日は今日しかないので、講演の前半が終わった休憩時間で退室します。それにしてもさすが三宅氏は大変話が上手で、また、プレゼンテーションソフトの利用も地味ながら大変的確で、講演というもののやり方という点でも大変参考になりました。
- 本日のサークルの集まりでは、あさっての催事で配布する番組表を作ります。なかなかうまいデザインのものが出てこなくて苦労しましたが、何とかみんなでアイデアを出しあった結果、けっこうまともなチラシができそうでうれしくなってきました。
- 結局夜の10:00くらいまで学校で作業をして、帰ってきてからさらに飯を作ります。今日のメニューは親子丼です。それからさらに夜遅くまで作業をして、寝るのは3:00過ぎになります。
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