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1999/09/09 Thur 晴 暑 「初心運転者講習」


  • ついにやってまいりました。高速道路での車間距離不保持での1点と、交差点での右直事故での3点、合計4点のために召集令状を受け取った、初心運転者講習です。まったくもってたまったものではありません。が、これを受けないと12月に免許取消とな見込みが高いので、受講しないわけにはいきません。

  • 会場は、二輪車専門自動車学校「レインボーライディングスクール」浜松校です。行ってみると、駐車場には、私のCBR250RRとは似ても似つかない巨大なバイクが数台並んでいます。おそらく今日他に受講する人たちのバイクなのでしょう。ロビーに入ってみると案の定、ヤ○キーまがいの兄ちゃんが勢揃いです。私みたいなマジメちゃんのもやしっ子はひとりだけです。てめぇマジメちゃんならバイパス道路でメーター振り切るくらいのスピード出さねぇだろという意見も予想されますが、そういった議論はまた別の機会に譲ることとしましょう。

  • 講習料18900円及び通知手数料900円の合計19800円を支払います。泣きそうです。現在「投機的」と評価されざるを得ない私の財政状況には相当厳しいものがあります。しかしまぁこれで免許が救われると考えれば安いものです。さて、受講生が教室に集合します。今日の受講人数は8名です。最初に、指導員氏に何で捕まったかを申告します。みなさん信号無視とか速度超過とか勇ましいです。事故で来たのは私を含め2名だけでした。が、そのもうひとりの事故で来た人は、バイクが事故で大破したということですからこれまた勇ましいことです。

  • いよいよ講習開始です。まず実技の練習です。使用する車両はホンダの「CB400 SuperFour」です。400ccに乗るのは自動車学校以来なので、10ヶ月ぶりです。久々に乗ってみると、こんなにハンドルが高かったかという感じがします。CBRのハンドルはレーサーレプリカなりには低いので、仕方ありません。最初に、車体に慣れるためにコースをあちこち走ります。

  • 続いて、よりマニアックな練習に入ります。地面にベニヤ板を並べて、畳3枚か4枚くらいのスペースを作ります。そして、その上に前後輪が乗った状態を5秒以上作りなさいというのです。まず指導員が手本を見せます。バイク1台がちょうど入るくらいのスペースの中で、16秒もバランスを取ったまま静止しています。うーん、さすがです。やってみると、私は1.8秒が限界でした。長い人でも3.5秒程度でした。しかし2秒に届かなかったのは私だけだったようです。

  • 次に、8の字です。私が自動車学校に通っている間では最も苦手とした項目です。2周して20秒以内を目指して下さいと言われます。そんなご無体な。あわてて走ったら、思わず前輪ブレーキをかけてしまってコケました。転倒したのは私だけでした。他の人はだいたい25秒くらいで抜けました。私は転倒したので記録なしです。全く、小学校の体育の時間からずっと私はこういう役ばかりです。だいたいひとりだけできない役なのです。こんな事はもう慣れっこなので気にしません。しかし左のヒザを打ったので痛いです。

  • 1:00を少し過ぎて、1時間ほどの休憩時間になります。このレインボーライディングスクールは、二輪車専門校だけあって、様々なバイクが置いてあります。CB400SF以外にも、大型教習用のCB750、以前は教習用車両の主流だったVFR400K、原付講習用にDioもあります。さらに、CB1000が数台、1300ccのドラッグマシンX4が1台、オフロードバイクが数台ありました。ロビーにはなぜかモトコンポと、鈴鹿8耐で実際に使われたRVF/RC45が飾られていました。

  • 後半は路上に出ます。二輪の路上教習は免許を取る際にはないので、貴重な体験です。CB400SFにはナンバーが付いていないので、ナンバーの付いているVFR400Kを使用します。路上講習ではお互いの運転を見あうというのが目的ですので、路上に出る前に誰の運転を観察するのかを番号順で決めます。そして、車校の車に乗って、まず路上コースを一周します。

  • 8名の受講生のうち、3人がバイクに乗って、その3人のうちの先頭1人が観察されます。残りの5人は車校の車で後ろを追いかけ、途中で交代していきます。特に変わった道ではなく、何事もなくただ走るだけでした。教室へ帰って、観察結果を発表します。さすがはヤ○キー系のお兄ちゃんたち、観察といってもまるで何も見ていません。指導員:「○○さんの運転について、どうでしたか」兄ちゃん:「気を付けて走っていたと思いまーす」指導員氏も、警察へ提出する書類作成に苦労することでしょう。

  • 最後に、よくある交通安全のビデオを見ます。ビデオを流していた間、指導員は教室を離れていたので、みんな寝てました。ビデオが終わると指導員が戻ってきて、試験用紙を配ります。問題は一問だけ「次のイラストを見て、予想される危険を挙げなさい。あなたならどういう行動をとりますか」というこれもお決まりのやつです。これで講習は終了となり、修了証明書をもらってさようならです。終わったころにはもう夕方6:00を回っていました。丸一日つぶれました。

  • ヤ○キー兄ちゃんたちは、駐車場に置いてあったバイクのエンジンを次々に始動して帰っていきます。みなさん排気音がドッドッドッドッと過激です。私のCBRが電気モーターのように聞こえるほどです。今日は久々に400ccに乗りましたが、こうしてまたCBR250RRに乗ってみると、改めてその軽やかさが分かります。ハンドルも低いので、バイクの中にすっぽり身体が入ったように感じます。このバイクにしておいてよかった。っていうかこれくらいしか扱えません。

  • いやー、一日中バイクに乗れて楽しかったなー、ちゅーかこの講習に19800円の価値があったかというとはなはだ疑問なのですが。免許証代と思うしかありませんな。

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