若い荒波

1999年5月30日(日) 14時00分〜15時00分
00分00秒 BG(0分14秒)
皆さんこんにちは。若い荒波の時間がやってまいりました。今日は「20世紀の音楽シーンを振り返る」と題しまして、優れた音楽作品の数々をお楽しみいただきます。1時間どうぞよろしくお願い致します。
この番組は、<明るいナショナル>松下電器産業と、伊東温泉ハトヤホテルの提供でお送りします。
それでは、コマーシャルを挟みまして、夢のような音楽の旅に出発です。
01分00秒 明るいナショナル(0分32秒)
01分30秒 志村けんの東村山音頭(4分14秒)
まず最初に、おかけする曲には、勢いのいいものを選びました。音楽のジャンル分けということが、どれほどの意味を持つものかは分かりませんが、このグループの音楽は、あえて分類するなら、パンクロック。一見、コント集団にも見えますが、実は高い能力を持った優れた音楽集団です。それではお聴きいただきます。ザ・ドリフターズの中から「志村けんの東村山音頭」。
06分30秒 あっと驚く為五郎(3分12秒)
パンクロックのような世界がある一方、正統派、実力勝負、王道、そんな世界があるのは当然です。続いては、そんな実力派の音楽をお聴きいただきたいと思います。先程のグループがパンクだとすると、こちらはインテリのブリティッシュロック。計算され尽くしたシャープな旋律をお楽しみ下さい。クレイジーキャッツ「あっと驚く為五郎」。
10分30秒 私の彼はサラリーマン'98(3分47秒)
長引く不況と言われて久しい、そんなことを言うのも久しいこのごろであります。我が国日本では職業選択の自由が保証されているにもかかわらず、この厳しい状況ではそんなことを言っていられない状況なのかもしれません。ただ、やはりそれぞれの仕事に従事する人々の傾向をつかんでおくことは重要でしょう。東京プリンで、「私の彼はサラリーマン'98」。
14分30秒 マッハGO!GO!GO!(1分59秒)
デビルマン(2分54秒)
ご存じの通り、日本のアニメーション作品には大変優れた物が多く存在します。当然、その作品たちに使われた音楽も、大変優秀なものばかりです。特に、20年ほど前の作品の主題歌には、歌謡曲としてとらえても楽しめるものがたくさんあります。ご紹介したい曲は山ほどございますが、今回は2曲を厳選しました。「マッハGO!GO!GO!」「デビルマン」2曲続けてお聴き下さい。
20分00秒 ハッチポッチファミリー(2分51秒)
アニメーション同様、優れた作品の隠れた宝庫であるのが、教育番組であります。もちろん、多くの教育番組というのは子供を対象につくられたものですが、そんな中にも、一般層にカルト的な人気を博す番組がいくつか存在します。そんな番組の中の最近の最右翼と言えばこの番組でしょう。ちなみに、私個人としてはそれほど見るべきところのある番組とは思いませんが。グッチ裕三&グッチーズで「ハッチポッチファミリー」。
23分30秒 交響曲第4126番「ハトヤ」(5分29秒)
ここで、スポンサーとの協力企画といたしまして1曲お聴きいただきます。伊東温泉ハトヤホテル様のご提供により、ロケットマンで「交響曲第4126番『ハトヤ』」。
30分00秒 それでは、ここでコマーシャルです。誠に勝手ながら、解説も付けさせていただきます。
30分10秒 カッパの唄(0分30秒)
黄桜酒造様の提供により、「カッパの歌」をお送りいたしました。現代的な構成が光る前向きな音楽をお楽しみいただきました。
31分00秒 チェルシーの歌(1分32秒)
明治製菓様のご提供により、「チェルシーの歌」をお送りいたしました。「忘れかけていた幸せ あなたにも分けてあげたい ほら チェルシー」「歌いたくなるような一日 みんなにも分けてあげたい ほら チェルシー」あめ玉一つでどうしてこの人はここまで幸せになれるのか疑問でありますが、小さな幸せも大きく育てようという教訓のようなものを、ここから読みとることもできるのではないでしょうか。
33分00秒 おやつはカール(1分00秒)
同じく明治製菓様の提供で、「おやつはカール」でした。一見ほのぼのとした曲ですが、ふるさとはいいものだということを延々と述べ続け、最後の「それにつけても」という一言で全て無かったことにしてしまい、「おやつはカール」と主張する、非常に破天荒な構成となっております。
34分30秒 サントリーオールド(1分00秒)
サントリー様の提供で、「サントリーオールド」でした。小林亜星作曲で、大変ムーディーな楽曲に仕上がっております。しかし、この音楽を聴いたくらいでウィスキーを飲みたくなってしまうようではまだまだではないでしょうか。
36分00秒 Synchronized LOVE(3分26秒)
ディープな内容が続きました。ここで、休憩して一曲お聴きいただきます。¥ショップ武富士のCMソング、J.R.で「SYNCRONIZED LOVE」。
39分30秒 時の過ぎ行くままに・俺達の旅・あずさ2号・神田川(3分00秒)
さて、本日のメインのコンセプトをもう一度確認しておきましょう。「20世紀の音楽シーンを振り返る」であります。最も私たちに近く、なじみ深い音楽といえば、やはり歌謡曲でしょう。ここでは、優れた歌謡曲の作品をいくつかお聴きいただきます。しかし、残念ながら時間が限られていますので、多くをお聴きいただくわけにはいきません。そこで今回は、4つの歌を同時にお楽しみいただきます。「時の過ぎ行くままに・俺達の旅・あずさ2号・神田川」ミックスでどうぞ。
43分00秒 すみれ SEPTEMBER LOVE(3分47秒)
リバイバル曲のヒットというのはいつまで経っても無くならないものです。面白い点は、リバイバルで成功したアーティストは、なぜかそれ以降急速に勢いを失っていくことが多いという点です。かつて一世を風靡したあのSHAZNAも、いまは一体どうなってしまったのでしょう。お聴きいただくのは原曲版の一風堂「すみれ SEPTEMBER LOVE」。
47分00秒 ツッパリハイスクールロックンロール試験編(2分28秒)
音楽作品の商品化が急速に進行したのも、20世紀の特徴であります。音楽を売るために、音楽以外のところでセールスポイントを設けるということが多く行われるようになりました。ここで紹介する彼らが採った道は「ツッパリ」。音楽を売るために演じたツッパリということで、「商業ツッパリ」と呼ばれたこともありました。横浜銀蝿で「ツッパリハイスクールロックンロール」有名なのは登校編ですが、今日お送りするのは、試験編です。
50分00秒 TOKIO(4分30秒)
20世紀の音楽シーンを象徴するキーワードの一つは「都市」。中でも特に、日本全国への、そして全世界への情報発信拠点であるのが、大都会東京です。そんな東京からは素晴らしい音楽がたくさん生まれ、そしてまた、東京自体を題材にした音楽もたくさん生まれました。お聴きいただくのは、沢田研二で「TOKIO」。
55分00秒 ではここで、天気予報をお伝えします。
55分10秒 ヤン坊マー坊のうた(0分52秒)
「農家の機械はみなヤンマー」「漁船のエンジンみなヤンマー」「ディーゼル発電・ディーゼルポンプ・建設工事もみなヤンマー」素晴らしいではありませんか。日本の高度成長を支えるディーゼルエンジン、躍動するエンジン音が聞こえてくるかのようなパワフルな歌詞でありました。では、明日のお天気です。明日の東京地方は、晴れるでしょう。以上、天気予報でした。
56分30秒 BAROQUE HOEDOWN(2分22秒)
「20世紀の音楽シーンを振り返る」と題してお楽しみいただきました、夢のような音楽の旅も、そろそろ終点に到着です。素晴らしい音楽の数々、21世紀になっても忘れたくないものです。いや、今日お楽しみいただいた音楽は、全ての人の心に永遠に響き続けることでしょう。最後にお聴きいただくのは、東京ディズニーランドエレクトリカルパレードの原曲である、ペリーアンドキングスレーで「BAROQUE HOEDOWN」。これからも、みなさんが素晴らしい音楽に出会えることを、心から願って。
59分30秒 終了

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