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1999/05/03 Mon 曇 暖 「大いに困る」


  • 憲法記念日。新聞の社会面には憲法に関する最近の話題について、識者のコメントが載っているのが常である。ところがさすがは静岡新聞、3面の1割ほどを割いた限りである。参った!恐れ入った!私は今日も昨日おとといと同じくバイトである。

  • 昼頃の配達にて。車線変更をすると、後ろから改造ホーンの警笛音と「邪魔だ、バカ野郎」という罵声が。さっきまではるか後ろにいたセリカがぴったり後ろにつけている。かなりの暴走である。見てみると、運転しているのはヤンキー調の兄ちゃん。ただ普通のヤンキー兄ちゃんと紛れもなく違うのは、浜松まつりの法被を着ている点。悪いけど兄ちゃん、セリカとはいえ、法被姿で怒鳴られてもギャグにしか見えないんですけど。

  • 夕方の配達にて。先の交差点の信号が青なので進行、しようとしたら横から人の集団がわらわらと出てきて道路を横断し始めた。あわてて急ブレーキをかけ、事なきを得る。赤信号なのに全くお構いなしの横断ある。集団はかなりの人数である。とともに、全員が法被を着ている。町内のまつり参加者が全員で行動しているのだろう。全員が渡りきるのを待っていたら信号が変わってしまうので、列が空いているところを見て発進しようとする。そのとき列の中のおばちゃんが「あぶない!」と大声を上げ、私はびっくりして発進するのを諦める。あぶないのはお前らだろ。本気で腹が立つ。

  • 夜間の配達にて。昨日と同様、凧揚げ会権力によってあちこちの道路が部分的に通行止めにされている。たいていのところでは誘導員を立てて迂回路の方向を案内してくれるのだが、うちの店の近くの通行止めはひどかった。おっさんが数人道路の真ん中に座って歓談しているのみ。暗いところだったので、もしライトが下向きになっていたら近くに行くまで気付かなかっただろう。ひとつ間違えれば轢いてしまうところであった。おっさん、そんなに早く人生の休暇が欲しいのか。

  • 迂回しているうちに、何と燃料が切れる。早めに入れておけば良かったことなので、確かに私の過失ではあるのだが、今日は以上のような現象が続いたのでとにかく腹が立つ。仕方なく、ガソリンスタンドまで愛車ジャイロキャノピー4号を押して歩く。こいつの重量は125kgもあるのでかなりつらい。おまけに最寄りのスタンドは農協の経営で、今日は休みであった。サービスが悪い。仕方なくさらに遠いスタンドまで汗だくになって押して走る。

  • 今日は、ひとつの注文あたりの量が多かった。4枚5枚ならかわいいもので、最大25枚の注文があった。さすがにそれは予約だったが。道路は渋滞だしとにかく疲れた一日であった。

  • 勤務を終えて帰る。しかし。うちの真ん前の交差点が人だかりになっている。練り歩きが始まるところらしい。一日中さんざん聞かされたラッパの音が耳をつんざく。アパートの前までたどりつくと、ちょうどそこへ大家さんが出てきて、「あら、お帰りなさい」「はい、今までアルバイトで」「それはごくろうさま。そういえば浜松まつりの練りは見たことありますか」「いえ、しっかり見たことはないですけど」「じゃあそこへ行って見ていらっしゃいよ」「あははは、ちょっと……」私にできることはただ笑うことだけだった(英文和訳調)。

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