CBRっすよ、お兄さん。


CBR250RR わたくしはホンダのCBR250RRという自動二輪車(車両法的には軽自動車ですか)に乗っております。それについて何か少々書いてみようかと。

「私がバイクに乗る理由」とかベタなことから書きたいところですが、ひょっとするとInfoseekとかから「CBR250RR」などと検索してここへやってきた方がいらっしゃるかもしれないので、このバイク自体についてのことから書いておきます。

まぁ、私はバイクに限らず自動車関係は全くの素人ですので、書いてあることは全くテキトーです。購入の参考にして何か不都合があっても知らんよ、と。

写真をご覧いただくと分かるように、いや、写真じゃ分からないかもしれませんが、うーん、ピカピカですねぇ。ため息が出そうです。本当にきれい。新車によく間違われますが、これでも中古車ですよ。年式はたぶん98年式(正確には不明)。色は「キャンディリバイヴレッド」というそうです。ちょっと紫がかった赤。程度極上、走行8547kmのワンオーナー車で、何と価格は285000円なり。安いねぇ。

特徴(よくバイク雑誌に書いてあるようなやつ)

まぁこんなとこで、総合評価は100点。楽しけりゃそれでいいじゃん。バイクは楽しく乗る乗り物なんですから。


じゃ、ここからは「私がバイクに乗る理由」みたいなベタなのをやりますか。

そうですね、二輪車に乗りたいと思うようになったのは中学生くらいですかね。四輪も好きでしたがやっぱり二輪のほうがシブイというか、「クルマなんか乗るか!男はバイクだ!」って感じでしたね。その勢いの割にはなぜか当時乗りたかったのはスーパーカブだったという。今みたいに流行っていたわけでもなんでもないのですが、中学校へ行く途中に、原付も置いてある自転車屋さんがあって、そこに中古のボロいカブが5万円くらいで売っていたので、おおっ、これならお金を貯めて買えそうだと。それだけで。

だがまぁそれほど熱心に乗ろうと思っていたわけでもなく、16歳になってすぐ原付免許を取ったりするようなことはありませんでした。高校生になると周りの連中の中でスクーターに乗り始める奴が出てきます。しかし私はにどうしてもこのスクーターという乗り物がカッチョワルイものにしか見えなくて、スクーターを乗り回す連中を軽蔑に近いような目で見るようになります。「男が二輪車に足を揃えて乗るとは何事だ!」という感じで。

スクーターをバカにしていると、自然にクラッチのあるバイクが素晴らしいものに見えてきました。ここでようやく「絶対に(クラッチのある)バイクに乗るぞ」という意思が固まってきました。どんなバイクに乗ろうかと雑誌を見ていると、原付にも関わらずものすごくカッチョイイのが目に入りました。それがかの名車、ホンダNS-1でした。

これこれこれだよ!バイクに乗るならこういうのに乗らなきゃ、と思うのもつかの間、299000円という値段を見て秒速ノックダウン。こりゃ無理だ、その横に載ってるベンリィ50Sってのがまだ184000円で安いから最初はこれに乗ろう、いずれは中免取ってこのNS-1のもっと大きいようなやつ(つまりCBR250RRとか)に乗るぞ、と決心したわけです。そして、まぁ高校生のうちはどうせ金もないし乗れないだろうから卒業した後だなと。一応原付免許だけは取っておきます。クラスの卒業文集には「将来の夢:普通二輪取ってCBR250RRに乗ること。」と書き込んだことを忘れもしません。それにしても、ずいぶんスケールの小さい現実的な夢ですな。

そんでもってバカ大学生になった私は、親が金出してくれるっていうから早々に普通免許を取ってしまいました。普通免許持っていれば中免取るのも楽だな、それならもう中免取っちゃおうということで、ベンリィ50Sに乗ろうというあの思いはどこへ、結局中免も取得。もちろん度胸のない私は車校通いでありました。

こうなるともう原付なんか乗ってられるかということになり、いよいよ本格的なバイク選びに入ります。車校の400ccは重くてヒーヒーだったので、ターゲットは最初から250ccに決まっています。また、私の高校時代のあこがれはNS-1でしたから、当然それに似たバイクになります。そうなると選択肢は自然と絞られます。

当初はCBR250RRが第一希望だったのですが、カワサキのZXR250というバイクを知り、グリーンの色があったので、あっさりそっちに気が移りました。私は緑色が好きなのですが、ただそれだけの理由で。他にも250ccのレプリカはホンダのNSR250Rとかあるようですが、2ストロークエンジンというじゃじゃ馬なエンジンで、また値段も高いのでやめました。結局、選択肢はZXR250とCBR250RRだけになったわけです。

バイトでお金も貯まってさぁ実際にバイク探しです。予算は、諸経費込みで35万くらいが限界だったので、車体本体では高くとも30万円です。まず、第一希望のZXRを探します。ほとんど無いです。あったとしても、私がZXRにこだわる唯一にして最大の理由「色がグリーン」を満足していなかったり、車体本体で40万円近くしたりするものばかりです。第二希望のCBRも、これといってピンと来る物がなかなか出てきません。あまり程度の良くないものならいくつか見つかりましたが、どうせ高い買い物なのだから数万をケチってボロいのをつかむこともないだろうと。

で、いくつか回った最後のお店で突然、きれいなきれいなCBRが出てきたじゃありませんか。お店の人に聞くと「ZZ-R1000に乗っていた人が、大きすぎるからってこれに乗り換えたんだけど、やっぱ物足りないから、と手放したもの」とのことで、前のオーナーは超ビッグバイクに乗っていたベテラン。扱いも良いわけだ。新車のような輝きを見せています。カラーリングからして年式も古くはないはず。価格は285000円、ほとんど予算ギリギリだけど、とにかく早くバイクに乗りたいから、ハイ決定!

ハイ決定、といっても、ZXRに未練がなかったわけではないのですが、いくつかの店で話を聞いたところ、CBRのほうが中低速が力強いらしく、デザインだけで決めるんじゃなしに街乗りの実用性を考えてCBRにしよう、という判断が働いたことは付け加えておきます。カワサキのエンジンはブン回してなんぼ、というところが大きいようで。

免許を取ってから半年近くバイクに乗っていなかったので、納車の日にはドキドキでしたが、実際乗ってみると実に扱いやすく、バイク屋を出発してからものの5分で慣れました。バイク屋を出たその足でいきなり東名高速道路へ向かい、いきなり高速走行を試す。初めてのバイク、そして、初めての高速。その感想は、このバイク、走りすぎ。

購入して約一ヶ月、洗車をしていたある日、っていうかこれ書いてる今日なんですけど、カウルの裏に製造月を表すと思われる刻印を発見。それをよく見ると何と!98年4月のところに刻印が!めっちゃ新しいじゃん!

ちなみに、CBR250RRは既に生産を終了したそうです。つまり、私の乗っているのが最後の型ということになります。レーサーレプリカはどのメーカーもやめてしまう傾向にあり、ずっとこういうタイプのバイクに憧れてきた者としては寂しい限りですな。まぁ私個人としましては夢がかなって嬉しさ爆発の真っ最中なんですが。いずれにしろ、大事に乗っていきたいものです。

CBR250RR


A倉庫目次へ