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2001/10/16 Tue 晴のち曇 やや寒 「手間惜しむと結局自分の首締めるぞ」


バイクで出勤したのですが、夜になって雨が降ってきてしまったので電車で帰ってきます。時間は夜の11:30ごろです。久しぶりに松屋へ行って牛めしセット(440円)を注文。まずサラダと生タマゴとみそ汁が出てきたのでサラダをバリバリと食していきます。店内の客入りは半分の席がうまるくらいでした。

カウンターの反対側では4人の店員がうかない表情で黙々と作業をしています。みんな今日失恋でもしたかのような暗い面もちです。そうこうしているうちに私はサラダを食べ終えてしまいました。注文してからもう5分以上経っていて、いくらなんでも遅いなと思っていたら……目の前の女性店員がカウンター上の整頓やら割りばしの補充を始めやがりましたよ。おい補充とかそういう作業はふつうアイドルタイムにするものだろだいたい割りばしまだ半分以上入ってるじゃねぇかそんなことより俺のメシどうしてくれるんだ他の店員が受けた注文ならまだしも俺は食券テメーに直接渡したんだから注文まだそろってないことくらい分かってるはずだろコラ!

とさすがに頭にきて「すいませーん、牛丼まだですかー」と、ええわざわざ松屋だからって「牛めし」なんて気をつかうことはないですよ、牛丼ですよ、店じゅうに聞こえるような元気な声で、そう店員より元気な声で言ってやったところ、目の前の店員はこちらを向くこともなく相変わらず暗黒の表情で「しょーしょーおまちください」と答えるも割りばしチャージの手は休めることなく別の男性店員に目くばせするのみ。その合図を受けた男性店員は30秒足らずで牛めし並盛りをこしらえて「たいへんおまたせいたしました」という蚊の鳴くような声とともに私の前にどんぶりを差し出しました。すぐ出せるんじゃねーか!

さっさと喰い終えてお客様の声ハガキを一枚取って憤慨しながら店を出てきます。松屋って接客態度だけでなく、店内クリンリネスとか調理器具の取り扱いとか細かいところから脇の甘さを感じられて、全体として吉野屋等と比較するとずさんな印象を抱いてしまいます。そりゃ、ジャンクフード屋なんだからそんな細かいことにいちいち文句は言わないよ、という向きもいらっしゃるかもしれませんよ。しかし、マクドナルドとかココイチとか大戸屋とか、同じような時給にもかかわらず多くの店員が及第点以上の接客をしてくれるチェーン店が他にある以上、安い店だからサービスもそれなりなんて言いわけは通用しないと思うのですよ。誰も一流ホテルやファーストクラスのような接客なんて要求していません、せめてお客さんに声をかけたり商品を手渡すときだけはしっかりしましょうよという。

まぁもちろんチェーン内の各店舗ごとでサービスの品質に良し悪しがあるのは当然で、松屋でも三鷹駅南口のところなんかはまだマシでした。吉野屋は全体的に元気で、昔みたいに「お得な特盛り一丁!」というのをまたやってほしいくらいでして、中でも以前入った新橋駅西口の店舗は気合いが入っていて良かったです。あと、ここ1〜2年でローソンの接客がグッと良くなったような気がしますけど、気のせいでしょうか。

薄給のバイトとはいえその教育に力を入れないチェーンというのは、大事なフランチャイズ名に傷をつけられても平気なのでしょうかね。


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