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2001/09/03 Mon 曇のち雨 やや暑 「甲州街道完走」


夏のゼミ旅行であります。私は一人だけ出発地が東京で、しかも本隊と合流する前に先生北帝氏との3名でオプショナルツアーに出かけるので、個人行動がかなり多い行程となります。

3日夕方、バイクに荷物をくくりつけて東京を出発、国道20号通称甲州街道を西へ走っていきます。夕方なので渋滞が激しいかと思いましたが、立川市内が混雑していた他は比較的スムーズです。っていうか立川を過ぎると都内とはいえいよいよ山間部の様相を呈してきて、なんともさびしい雰囲気になってきました。八王子市街地まで来るとまた多少はにぎやかになりましたが、そこを過ぎてしまうとあとはただ暗い暗い郊外住宅地が続くのみです。住宅地も過ぎるといよいよ周囲に見えるものは山ばかりになり、そのころにはすっかり日も暮れていました。あーここが都内のJR中央線の実質的終点、高尾なのですね。こんなところから毎日都心まで通勤している人もいらっしゃるのですか。ご苦労さまです。

予想はしていましたが、ついに雨が降ってきてうんざりな気分です。高尾を過ぎると建物さえなくなり、道は急カーブとアップダウンだらけのハードなコースで、本当にここが2ケタ台の国道なのかという道になります。標識を見ると、休日は125cc以下の原付が通行禁止となっていて、ローリング族(死語)のメッカのようです。晴れた日中なら楽しい道 かもしれませんが、いまは雨の夜でしかも初めて走る道、後ろから急速に接近してくる四輪車に急かされて半泣きで急カーブを進んでいきます。道をゆずりながらゆっくりと。

東京から神奈川への峠を越えると、残りの国道20号は山間部ながら単調な道がずっと続きます。本当はどこか景観の良い場所や面白いスポットがあったのかもしれませんが、真っ暗で何も見えませんし、雨がひどいので余裕もありません。時間もないので、途中コンビニで2度ほど休憩を入れた以外は大月-甲府-諏訪-塩尻と一気に走り抜けます。と簡単に書きますが、出発から5時間以上が経過しています。国道20号が終わり国道19号に接続する交差点には、「20 終点 END」という小さな標識が律儀に設置してありました。

国道20号終点

塩尻から国道19号を北上して松本へ。このころにはものすごい雷が鳴っていて、カッパの上から身体に当たる雨粒が痛いほど。日付が変わるころに、本日泊まる健康ランド松本温泉遊ingミスズに到着。入浴料が750円で、退出が深夜1:00以降になると実質的な宿泊料として追加料金1570円がかかります。湯は天然温泉を引っぱってきているようですが、500円で入れるスーパー銭湯よりもバリエーションのないお風呂でした。そんなわけで、入浴だけに750円払う気はしない施設でしたが、宿泊するなら1泊2320円と安いのでおすすめです。あと、仮眠室にいびきのうるさい人がいなければ。


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