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2001/09/01 Sat 曇一時晴 暑 「ZAMDA NIGHT」


安ウヰスキー飲むのにもいつもロックというのは芸がないので、昨日の夜は炭酸水を購入してきてハイボールにしたら口あたり良くなりすぎてゴクゴク飲んでしまって結局ウヰスキーのビンは空になってしまいましたとさ、めでたしめでたし。とまぁひどく酔っぱらっていたのですが、深夜になって外をヘリコプターが飛ぶ音がバババババと聞こえたので何だ何だこんな時間に騒々しいついにどっかの国が日本に攻め込んだか、などと思ってテレビを見ますとウワー、ナイタイのビルが萌えもとい燃えている。

怖いですなー、私ものん気にプラスワンなんか行ってバカ笑いしていると煙にまかれて死んでしまって「歌舞伎町で死ぬなんて童貞冥利に尽きるだなギコハハ」などと掲示板に書かれて最後までネタ系の人生で終わってしまうかもしれません。やはり人間どんなときでも退路を確保しておくのは重要なのであります。

出勤して、今日は早引けして中野ハルコロホールへ。今宵はミニコミ誌『ZAMDA』主催のイベント『ZAMDA NIGHT』を楽しもうという具合です。ハルコロホールって小さな演芸会にいろいろ使われているようで、それこそ小屋みたいな場所なのかと思っていたのですが、想像していたのとは全く違う、きれいで素敵なスペースでした。家主さんの住居(3階建)の1階部分をホールとしているようです。

先日のコミケで新刊が出たばかりだというのに、早くも今日その次の号が発売になっています。まず最初に、編集長の近藤氏と大主筆の吉河氏がこれまでのZAMDAを振り返ります。そして教育紙芝居『平民宰相』の朗読と鬼畜音盤のDJプレイ。紙芝居は中野ブロードウェイで手に入れた昭和30年代のもので、原敬の伝記です。タイトルだけで早くも爆笑。ひたすら原敬バンザイな内容で、ちょっと偏向教育じゃないですかこれ。鬼畜音盤では林家木久蔵の『イヤん、バカん』からスターボーまでバラエティに富んだ爆笑ナンバー目白押し。DJプレイといっても6980円の安プレイヤーをミニコンポにつないで再生するというのが非常に粋。

休憩を挟んで後半は、顎家ちん助・余米曾譲嫌・肉十八・チベット太郎の各氏による演芸会『完全燃焼! 防災訓練』です。防災訓練なのに完全燃焼というのはいかがなものか。ZAMDA誌上で何度となく話題にされていたチベット太郎氏のステージを今日初めて拝見したのですが、これほどまでに衝撃的なものだとは。シュールなパフォーマンスですが、ただシュールと言い切ることもできない。歌・踊り(というより身体のムーブメント)・話の内容、ひとつひとつがとんでもなくエモーショナルでウェット。それでいて強烈でありながらさわやかな笑いが止まらないのはなぜでしょう。

終演後、出演者と参加者の計10名ほどで小酒宴。みなさん見事なまでにネタ系な人生を歩まれている方々ばかり。ネタ好きの私も、面々の濃さに圧倒されてただひたすら笑いをこらえながらお話に耳を傾けるばかり。東西線終列車で高田馬場帰還。


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