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2001/04/30 雨のち曇 やや寒 「ちょっと開眼」


朝の6:30まで作業をしていて、寝て、起きると昼の2:30です。雨が降っていてモチベーション上がらず。しばらくして止んだので事務所へ。以前のインタビューを構成したものの第一稿が上がり、編集者に見てもらいます。当然直しが入るわけですが、いやさすが的確。いちいち納得できる指摘ばかり。

まぁ言われてみれば当たり前なのですがやっているとなかなか気付かない。インタビューって、実際に話を聞くときの刺激が非常に強いから、どうしても当事者(つまりインタビュアーとインタビュイー)は当事者どうしの関係の中でしか話ができなくて、録音したテープに残っているものというのは、その中のほとんどの部分が、当事者の間でしか納得できないものになっている。

しかし実際何のためにインタビューをしているかといえば、紙なり電波なりNetなりに流すためであって、そういう形になったときには、媒体と読者という関係性こそが最も重要なものであって、当事者同士の納得というのはハッキリ言ってどうでもいいわけで。ということは、当事者の発言なんてガシガシ切削加工してしまえばいい、というよりもむしろそれをしなければ、読者という第三者と記事との間に関係性を持たせることができないという。

早い話が、インタビューの場で聞いた話というのは素材でしかないのだから、それには徹底的に手を加えてしまっていいという、まぁそれだけのことなのですが。ですが、これを実感としたときには目からウロコというかカルチャーショックというか。


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