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2001/03/29 Thur 雨 やや寒 「日本ゲーム大賞」


この半月ハリキリ過ぎた反動か、ちょっとダウナってました。その間昼夜を問わず酒、酒、酒の日々だったわけですが、さすが酒は百薬の長、効果はテキメンだったようで、昨夜までには回復基調に移行しておりました。本日は社会見学っていうか会社見学っていうか。

ゼミテッケン先輩の職場であるゲーム業界紙出版社、メディアクリエイトを訪問。きれいなオフィスでした。社長はすごく感じのいい人で、お昼もおごっていただいてなおいい人だ。いやそういう問題ではなく。だんだん、この業界にいるいい人に共通の要素が見えてきたような気がします。先見の明、教育熱心、自由を愛する心、などなど。にしても、ゲームメーカーの経営者は経営もゲーム感覚というのはどこまで本当か。

続いて、日之出出版のビデオストア経営情報誌「VideoBIZ」編集部へ。日之出出版ってビデオ情報誌の他にもいろいろ一般誌出してしたのね。ビデオ雑誌→日之出の図式が頭にこびりついていました。逆は真ならず。以前研究室に取材に来られた編集の方と雑談。当時私はまだビデオ屋の店員をしていなかったので、VideoBIZ誌とは関わりなかったのですが、1年半もやるとさすがに業界の端っこくらいは見えたので、多少は面白い話ができたり。この業界最大手のな某社の告発記事をやったら確かに面白そうですが、誰が不当な不利益を被っているかをまず明らかにしないと、ただのチェーン店のグチ話になりそうですな。

夕方は、CESAの第5回日本ゲーム大賞発表授賞式が行われる東京国際フォーラムへ。会場は文化会館クラスの大きさのホールで、ステージのセッティングや音響照明はかなりしっかりしていました。司会は伊集院光で、冗長になりがちなこの手の式典にしては退屈さを感じさせない見事な進行でした。大賞はドラゴンクエスト7やファイナルファンタジー9を抑えてファンタシースターオンラインが受賞。大賞に先立って発表された各部門賞もいくつか受賞していて、中祐司氏はその度にコメントを求められていましたが、「チーム一丸となって努力した作品だったので嬉しいですー」のような聞く側にとってどうでもいい話ではなく、今後テレビゲームはどうあるべきかということから大川功追悼まで、いい話が多かったです。予想していたよりもずっと大規模な式典で、予想していたよりもずっとまとまっていたので、結構意外でした。

授賞式終了後、帝国ホテルを会場に開かれた立食パーティに忍び込んで情勢を観察。ゲーム業界の重鎮がうろうろ、金持ちな人がうろうろ、おたくみたいな人がうろうろ、美大生みたいな人がうろうろ。壇上で扇大臣みたいな人が「中古訴訟負けてしまったざます、逝ってよし」とシャウトしていたので、「ナンセーンス!!」と電波祭的に合いの手(の逆)を入れたくなりましたが、不敬罪で当局に身柄を確保されてしまいそうなのでやめました。そんな中、先生に指導の言葉をかけている方がいたので誰かと思ったら服部桂氏。服部氏の文章、以前からオカズにさせていただいております。会場を後にして、明日のゲームショウの呼び物であるゲイツ講演会のチケットを購入。いや、ダフ屋じゃないです、ヤフオクです。

深夜、品川から巣鴨へ引っ越す連れの手伝い。レンタカーを借りて荷物を運搬するのですが、昼間の都心部なんて走れたものではないので深夜に行うのです。連れは免許を持っていないので私がドライバーです。引っ越し荷物を運んだ後、首都高ナイトクルージングへ出発。東池袋→5→C1→11→B→1→C1→KK→Y→C1→6→C2→B→K3→K1→羽田と、神奈川線料金500円も惜しみなく投入するゴージャスなルートでした。首都高だけでトータル150kmくらい走りましたかね。ほんといつまで走っていても飽きない。景色もいいし。巣鴨に連れを置いて、帰ってきたのは深夜3:30です。クルマはうちの近くの無人駐車場に止めて、明日の朝返します。今日はかなり動き回って汗をかいたのに、銭湯はとっくに閉まっている時間で風呂に入れないのが断腸の思い。


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