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2000/12/01 Fri 晴 やや暖 「洗車」


朝からまともに起きて、郵便局行って郵便物出したり金おろしたり、銀行行って振り込みしたり、浜松駅へ行って切符を購入したり。貧乏移動民族のみなさん! 本日より18切符発売(有効期間は10日から)ですよ。ついでに、10日は東京へ行って夜遅くなるので、帰りのムーンライトながらの指定席券を購入。禁煙&モーター無しの4号車に当たって喜ぶのもつかの間、列が1列目じゃん。ムーンライトながらの車両って、デッキと客車の間にドアがないから、端っこだと寒いし若干やかましいのですよ。って、そんな細かいところに文句をつけるのは、この列車の常用者か鉄道マニアだけですが。

そのまま学校へ行って講義を受講して、何だか天気が良くなってきて気温も上がってきたので愛車CBR250RRの洗車をすることに。これ以上寒くなると水に触る気がしなくなるおそれがあるので。今日は、先日地元在住の方に聞いたコイン洗車場へ行ってみることにします。

近くのカレーハウスCoCo壱番屋浜松西伊場店でポークカレー(400円 tax include)を昼食として食して、早速洗車場へ。平日の真っ昼間なので、当然誰もいません。よく見てみたら、敷地のスミのほうに水道の蛇口があるじゃないですか。地下水のくみ上げのようですが、これだけ広くて水を自由に使えるところがあるなら、わざわざ金を払って洗車する必要などないではありませんか。

というわけで、タンデムシートにくくりつけてきたバケツに水を入れて、チマチマと手動洗車開始です。まぁクルマだと全部スポンジで洗車したら半日がかりですが、バイクならちょっとていねいにしても2時間もあれば十分終わります。油汚れを洗剤で落としていきますが、やっぱりお金を入れるとブシューッと水が出るやつも一度やってみたいので、一番安い、水だけ5分間400円コースで挑戦。

思ったよりも水の勢いは強いですね。ガンの先に片手を当ててみたのですが痛い痛い。そんな具合でブシューッと激しくやってやったのですが、それでも小さな虫の死骸がこびりついたままになっているものもあって、完璧にきれいにするには細かい手作業が不可欠の模様。まぁそこまできれいにすねつもりはありませんが。というわけで予定通りほぼ2時間で終了。8月以来ずっと洗車していなかったので見違えるようです。

ゼミの日です。今日からBSディジタル放送が開始されたわけですが、ちょうど本日の発表者のテーマはタイムリーで、ディジタルテレビ放送です。発表後の議論も多少は盛り上がったのですが、どうやっても明るい将来が見えない方向へ話が流れてしまったのは言うまでもなく。もうこれからほんとにどうするのですか。予想通り某掲示板ではボロクソです。

バイト先の先輩が「お前見てないのか! 絶対見ろ! 絶対泣く! とにかく見ろ!」とうるさいので借りてきた「映画ドラえもん おばあちゃんの思い出」を鑑賞。結論から言えば、笑えるところはあっても泣けるところは全くナシ。実は私も意外と簡単なことで涙を流すことがあるので、ひょっとしたら泣いてしまうかもと思いながら見ていたのですが全くの杞憂。まぁ「これはドラえもんの中でも感動的なエピソードだ」と言われてから見れば、確かに感動系の話なのだろうというのは分かりました。でも、そう言われていなかったら、新しい道具が出てこないエピソード群のひとつに過ぎないと思ってしまっていたでしょう。

一番面白かったのは、公園の回転式のジャングルジムにドラえもんがつっかえてしまい「抜けない」ともがいているシーンでした。このコミカルさには思わず爆笑してしまいました。少しだけ涙腺もゆるんだかもしれません。ビデオを鑑賞し終えると、今度は放送のドラえもんをオンタイムで鑑賞。今のドラえもんって、前半は新エピソード、後半は再放送というパターンで放送されているのですね。もう10年近くまともに見ていないですよ。当然、この日誌に「ドラえもん」という単語が登場するのも、第参葵荘業務日誌775回の歴史の中で今日が初めてですし。

で、この前半がムチャクチャおもしろい。例によってリサイタルの開催を企画するジャイアン、仕方なく公園に行くのび太。公園は観念してやってきたクラスメイトで既にいっぱい。……まずこの時点ですごい。私の知っているドラえもんだったら、せいぜい出木杉くん(←漢字は違うと思う)が道連れになるくらいで、ジャイアンにこんなに集客効果はなかったはず。次に、いつものようにリサイタルを中止に追い込もうとするのび太とドラえもん、雲を発生させる綿菓子器から雨雲を発生させて応戦。ジャイアンの頭上だけ雨になるが、めげずに唄うジャイアン。まもなくして雨は雷雨になり、ジャイアンの付近に次々に落雷。……普通この時点で死んどるよ。ついに、拡声器として使用している足下のラジカセに落雷、ラジカセ爆発。……爆発して跡形もなく無くなっちゃいましたよ、ラジカセ。すごすぎる。

「カラオケがなくても俺はみんなのために唄うぞ」と、またしてもめげないジャイアン。ドラえもん、続いて雪雲を発生させてさらに応戦。ジャイアンの頭上だけ雪が降り始め、程なくしてジャイアン、雪に埋まる。のび太とドラえもん「ジャイアンが凍ってしまったので、今日のリサイタルは中止でーす」と終了宣言。……オイ凍らせてしまったのですか、これはもう完全な人権侵害、という以前に傷害事件ですよ。やりすぎです。しかし雪の固まりをブチ割って、中からボロボロになったジャイアン登場。それでも「みんなのために唄う」と熱唱を続けるジャイアン。……このあたりで、まともな神経の持ち主ならジャイアンにシンパシーを感じるはず。しかし人権侵害者ドラえもん、最後は竜巻雲(それって雲ですか)を発生させ、ジャイアンを空へ吹っ飛ばしてしまう。「ジャイアン、どこへ飛んでいっちゃったんだろう」と言うのび太に対して、笑ってごまかすドラえもん。……コイツ、極悪人です。

ジャイアンは竜巻に飲まれてクルクルと回転しながら飛んでいき、店の前にいた母ちゃんのうえに墜落。ボコボコになって目を回しながら、それでもなお唄うジャイアン。さすが男です。「映画のときにしかいいヤツにならない」という汚名がありますが、今回のエピソードでは紛れもなくイイモノの側です。ドラえもんも世相を反映してか、必ずしも勧善懲悪の様式美を貫くばかりではなくなったようです。学校帰りにスーパーつるみ鹿谷店で半額になった弁当を購入して帰って食して就寝。


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