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2000/09/21 Thur 快晴 やや暑 「講義」


日々質問欄を更新。最初のうちしか来ないと分かっていても、実際にこうやって毎日反応があると嬉しいものです。よく「感想等掲示板に書いていって下さい」なんて書いてあるページありますけど、普通わざわざ書かんわな。書いたとしても「すごく面白いページですね。」とかで、いや確かにそう書かれたら嬉しいですけど、後には残りませんからね。そういうのよりは、ページ制作者を脱がすという私の試みのほうが面白いと思います。いまのところ来た質問には全て答えていますし、これからも逃げ隠れしませんので。自分のことに興味持ってくれる人がいることって、それだけで快感になると思うのですけどね。と、自分の首を絞める。

8:30に起床。今日から土日をはさんで4日間の集中講義です。科目名は「システム分析設計」で、比較的大規模なソフトウェアを作り上げるときのプログラミング以前のプロセス、分析や設計という段階のことについての講義です。営業型スィステムエンジニアとか言われる人たちには必須の、っていうかそのままの領域でありますね。

概して外資系ソフトハウスの人間はプレゼンが上手だとかそんな雑談も小耳にはさみながら、予想していたよりはだいぶ柔らかい内容で進んでいきます。でも、明日以降「オブジェクト指向」とかの話になったらワケワカかもしれませんね。未だにオブジェクト指向言語における「クラス」って何の事やら分かりませんからね。

昼飯は生協の喫茶部「エルム」へ。ビーフカレー(400円)を注文。しばらくしてカウンターから「ビーフカレーの方ー、できましたよー」との声が。え、運んでくれないの。よく見るとカウンターの横の棚にハシやフォークやスプーンが出ていて、自分で持ってけって感じです。喫茶エルムって、これまでおばちゃんがテーブルまで運んでくれたのに。学食は混んでいてうるさいから、ちょっと値段が高くても時々ここを利用していたのですが、セルフサービスじゃ学食と同じじゃん。おまけに「混雑緩和のため」という理由でマンガ本が撤去されているし。

いくらこの春からキャンパス内の学生が急増したからといって、まぁマンガ撤去は許せるにしても、セルフサービスはないだろ。混雑してるしサービスは無いしマンガも無いなんて、それじゃぁ学食と全く変わらない。なのに、高い料金を取る。カレーを食し終わるころに私の頭の中にあった感想はひとつだけ、もうこんなところ二度と来てたまるものか。パートのおばちゃんは悪くないです。不満は生協経営者へ向かっています。

午後も講義は続き、終わるころにはすっかり疲労モード。講義も久々に受講すると疲れるものです。部屋へ行って、ノゾノゾとDVDに手を伸ばし、何とは無しに「Di Gi Charat」Vol.1及び2を鑑賞。もう既に5回くらいは鑑賞しているはずなのに、未だに面白い。「こんなのどこが面白いんだよ、わけわかんねぇだけじゃねぇかよ!」という声も聞こえますが、何言ってるんですか、わけわかんねぇところが面白いのですよ。

と、今までは思っていたのですが、実はわけわかんねぇのではなくて、極めて分かりやすいのではないかとも、今日は思ってみたり。結局、起承転結とか伏線とか、そういう要素をことごとく排除して、一番おいしいネタ部分のみ抽出してくっつけたらこうなったのでは。音楽で言えばハウス、いやブレイクビーツか。メディア方面で強引に考えるなら、ハイパーリンクと同じ。面白いからいいじゃん、気持ちいいからやったれ、な世界には変わりないわけですが、「Di Gi Charat」の場合、ただ快楽性だけを追求するブレイクビーツとは違い、ケンイシイのように、いやケンイシイまではいかずともススムヨコタくらいには、ギリギリではあるがしかししっかりとポップ性を残した、そんな感じがしますね。

文が長すぎて何言っているか自分でも分からなくなってきましたが、「Di Gi Charat」はただグルーヴ感オンリーで作られているのではなく、割と計算されて笑わされているのだ、ということです。だいたい私の場合はこういう賢いことをやられると「嫌みな奴だな畜生」と頭に来るのですが、本作品においてはそれがスピードに隠されてしまっているのか、キャラに隠されてしまっているのか、頭に来ることはないという。

なんてこと書いていたらますます疲れてきたので自動販売機でサッポロ「ブロイ」を購入して飲用してバタムと就寝。


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